あまりに啼きすぎて声が出なくなってきた。
ピチャピチャと水が肌を濡らす。
マラークの髪もすっかり濡れていた。
濡れた肌と髪が余計にマラークを輝かせた。
スティーヴンはマラークを自分の膝の上に抱き込むと己の楔にヒクつくマラークの蕾を突き刺した。
「んっ・・・くっあっ・・・」
その衝撃にマラークの雄の先から白い飛沫が溢れ出した。
キラキラと薔薇の花びらを白く染めていく。
それでもスティーヴンは何度も下からマラークを突き上げる。
ぐったりしたマラークはスティーヴンに身を預けている。
濡れた髪からキラキラと水滴が飛び散る。
スティーヴンはそんなマラークをぎゅっと抱きしめるとその白い体に欲望を放った。
マラークの体がスティーブンに汚されていくように、たっぷりと注ぎ込まれると
スティーヴンはマラークに濃厚な口づけをした。
「んっんんん」
マラークは気を失いかけて水の張ってある薔薇の花びらの中へ落とされた。
ハッとしてしっかりとした意識に戻ると、飽きもせずにまた抱き上げて、その蕾へまだ萎みきらない凶器を突き刺す。
「うっ・・・んゎっ・・あっあっ・・んんん・」
リズミカルな律動を受け入れる。
すっかり中が濡れてぐちゅぐちゅとステイーヴンの雄が勢いを増す。
スティーヴンはそんなマラークの体中に唇を這わせながら下から抉る。
マラークは何度も意識を失いかけると薔薇の花びらの中へ落とされるので、体にはいつの間にか薔薇の花びらがたくさん着いていた。
いくら抱いても飽き足りない。
「お前は淫魔だったのか・・・このままでは俺の方が体が保たないな・・・」
スティーヴンの口元が上がる。
そしてもう一度マラークの中で欲望を吐き出しながらぎゅっとその華奢な体を抱きしめた。
「お前は二度と王子になど戻れない。お前は俺の天使人形だ。その体が溶けて無くなるまでやりつくしてやるから覚悟しろ」
マラークの頭にSEX DOLLという文字が浮かび上がった。
この男にとって自分は人形だと?!
そんなのは絶対に許さない。
マラークは拳を握ると思い切りステイーヴンの頬に打ち込んだ。
だが、その手はあっけなく掴まれた。
「だからお前は手放せないのだ」
スティーヴンが笑った。
読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます!