もっと奥に触れたくても自分の指だけでは足りない・・・
もっといっぱいかき回して欲しい。
腰が知らず知らず前後に揺れている。
雄がビクビクと動いていた。
スティーヴンがマラークの蕾へ指を伸ばす。
抜こうとした自分の手を押さえ込まれて、スティーブンの指が同時に入れられた。
「ひっ・・・いいいんんん」
違う指が別に入ってくることで更に中の襞を擦られた。
マラークはソファーの背もたれにぐったりともたれかけた。
「お前の姿に興奮した。こっちは俺がすめからお前の左手はここだ」
とスティーヴンの唇がマラークの乳首に触れて、その手はスティーヴンの硬い凶器に導かれた。
不覚にもこの凶器で早くひと思いに下から突き上げて欲しいと思った。
だから左手は愛しそうにその形をなぞった。
「おい、お前、それはヤバイって」
スティーヴンの声が掠れてくる。
今にもマラークを突き上げたい衝動にかられた。
「本当はお前が最後までいくところを見たかったんだが、手を出さずにはいられねぇ」
スティーヴンがその凶器を露わにするとマラークは指を抜いた。
「んっ・・・あっくっ・・・」
久しぶりに堅く熱い塊がマラークを貫いてきた。
全身が満たされるように痺れている。
スティーヴンの唇が体のあちこちに落とされる。
気持ちいい・・・
涙を流しながらその首にすがりついた。
「いいか、良く・・覚えておけ。お前は・・・俺のものだ・・・。誰と何をしようとこの体はこの全て髪一本まで俺のモノだ」
ズコズコと下から何度も突き上げながらスティーヴンが囁く。
マラークはただ喘ぎながら、遠くでその言葉を聞いているような気がしている。
「お前など・・・知るものか・・・ああっ」
ちょっと強気で言うと、更に奥へと貫いてくる。
その激しさに何度も気を失いかけると、唇を塞いで意識を戻された。
夢うつつの中で「お前は俺だけの・・・」と囁着続けた。
まるで暗示でもかけるように
体の中からも独占されていくような感覚がマラークを何度もイかせた。
ぐったりと精液まみれになったマラークを再び携帯電話で写真を撮った。
「忘れるなよ」
スティーヴンはそれだけ言うとバスルームへ消えていった。
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