「誰が戻って良いと言った?そこにいろ」
その言葉に羽根はハッとした。
「えっ?!」
「大丈夫、羽根はちゃんと気持ちよくしてあげるから安心して良いよ」
と雫はキスを羽根の顔に落とした。
雫は羽根の蕾に自らの硬く反り返った楔を押しつけてきた。その熱が体に伝わり、羽根はびくんと体を動かした。
「さぁ、良く見せてあげなさい。朱鳥が興奮して辛くなるようにお前の一番いやらしいところとその顔をたっぷりと」
とわざとらしく羽根の足を大きく開かせる。
羽根からも自らの蕾に雫の立派なものが突き立てられようとしているのが見えると、その蕾がいやらしく動いた。
「おやおや、欲しいのかな?羽根はエッチな子だね。それに堪え性がない」
そう言う雫の視線が冷たく意味深に羽根を見つめた。
わざと蕾の手前で止められるとそれを受け入れた時のことが先行してイメージされる。
羽根の蕾はいやらしく蠢くのを雫は喜んでわざと朱鳥の頭をそこに近づけた。
「お前が舌で羽根のここをほぐしてやれ」
朱鳥の顔を近づけられて羽根は雄の先から先走りを垂らしはじめた。
それを見つけた雫が「前には触れなくて良いから」と朱鳥に言った。
いつからか朱鳥への仕打ちが羽根へと矛先を変えられていた。
朱鳥が羽根の蕾に舌をつける。ぴちゃりと湿った生温かい感触が今まで眠っていた羽根の体に心地よく染みこんでいく。朱鳥は舌を尖らせて先端を襞の中へと食い込ませていく。
それを見ていた雫がクスッと笑う。
「羽根のそういうところは俺がしっかり手綱を握っていてやるから安心して。朱鳥も勝手に羽根を好きにできないようにたっぷりと思いしらせるよ」
一体どうするつもりなのかと羽根はゾッとした。
雫は食事中はあんなに甘い時間を過ごしていたのにまるで人が変わってしまったように冷たく微笑む。
「ああ・・んんん・・・」
朱鳥の舌使いはうまく羽根は甘い声を洩らし続けた。
雫はただ黙って見ているだけで一度押しつけた楔も今は戻していた。
「んくっ・・ああ・・・」
ぴちゃりという朱鳥の口の音が部屋中に響き渡る。時折ベッドの上で動く衣擦れの音がたまに聞こえるだけで大半は羽根の喘ぎ声ばかりが聞こえていた。
羽根の蕾は次第に大きく口を開いていく。朱鳥は両手で羽根のふっくらとした尻の肉を割り開いて雫に見せていた。
雫が人差し指をその中に入れる。
「うわぁ、羽根すごく気持ちいいよ。指だけでこんなに気持ちいいんだからきっとさぞ天国だろうね」
その言葉に朱鳥の方眉がピクンと反応する。
「お前も入れてみたいだろう?ダメダメ」
雫は羽根の蕾の指を2本に増やした。
「ああん・・うう・・・」
羽根は腰が揺れるのを必死にこらえていた。
早く入れて終わらせて欲しかった。
だが、雫は指を引き抜くとまた朱鳥に羽根の蕾を舐めさせた。
気持ちよくて気が狂いそうだけど、そこから先を与えられないもどかしさに羽根は泣いた。
<「恋占い」監禁部屋にて8へ続く>
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