でも羽根はとにかく怠くて眠い。
体に湿った感触がする。痛くないし温かくて気持ちいいけど何だかいけない予感がする。
それなのに瞼を開けるのさえ面倒だ。
羽根はそのまま眠ってしまった。
朱鳥は羽根の飲み物に薬を入れていた。
雫は肩の傷を無視して羽根を無理に抱いたためにその傷は悪化していた。
雫の肩を傷つけたのも、その痕に悪化させたのも羽根だった。
だが羽根はそんなことも知らずにのうのうと仕事に戻っている。
朱鳥は雫に従順で本当は雫のことをずっと敬愛していた。それは決して変な意味はなかったはずだったのだが、先日雫が羽根を泣かせている姿を目撃して、自分も雫が可愛がっていた羽根を可愛がってみたいという歪んだ衝動にとらわれていた。
これは単なる興味本位だから羽根のことは好きでも何でもないはずだった。それなのに羽根が痛がったり気持ちよがったりする姿が脳裏に焼き付いて離れなかった。
だから雫がいない今夜、朱鳥は羽根で試してみたかった。
「う・・ん・・・」
無防備に眠る羽根の姿に朱鳥はガラにもなく興奮していた。
いつもは冷静で淡々と雫の助手をしていて、まるで影のように徹している自分でも、こんな風に性欲を満たしたいと思えることがあるなんて自分でも驚きだった。
だが羽根の素肌は触れるとしっとりと指先に吸い付くようにみずみずしく。
口に含むと話せなくなる程の美味だった。
一枚ずつ羽根の体を包み込んでいる服をはがしていくことに、たまらなく興奮してくる。
現れた素肌に舌を這わせると、眠りながらもビクビクと体が反応する。
朱鳥はそんな羽根の唇に何度もキスしながら、体の上に舌を這わせた。
一枚ずつ脱がせた服が最後の一枚になり、それを取り去ると、羽根の一番はずかしいところが露わになった。
真ん中の雄はきれいに硬くなっている。朱鳥はそれを手のひらで包み込むと迷わず口の中にパクンと含んだ。
「はっ・・んん」
無意識のはずなのに羽根は顔を赤くして瞳を閉じたまま顔を歪める。その顔がまた朱鳥を煽っていった。
「羽根・・・かわいいよ」
そう言って羽根の雄に口づけると、羽根は朱鳥に手を伸ばしてきた。朱鳥は一瞬羽根が目覚めたのかと思い顔を見たが、羽根は夢の中のようだった。
朱鳥はクスッと笑って羽根の雄を口の奥へと含んで吸い上げる。
「ああ・・・」
うつつになりながら朱鳥の口に羽根の欲望は吐き出されていた。
朱鳥はそれを羽根の後ろになすりつけながら後ろの蕾も舐め始めた。
朱鳥の舌が触れると喜ぶように収縮するそこが可愛いとさえ思っていた。
指先を軽くぷつんと入れてみると羽根の甘い声が聞こえた。
朱鳥は興奮して指先で徐々に蕾を広げていく。
やがて指が2本入るようになると、羽根は大きく足を広げていた。
何となく下腹部に違和感を感じて重い瞼の隙間から様子を伺った羽根は
自分の下肢に蠢く黒い物体を見た。
<「恋占い」カラオケルームにて5へ続く>
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読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
いい加減テンプレートを変えたいと思うのですが合ったものがなかなかなくて
帰られませんでした。文字とかずれるのがどうしても許せないんです。。。
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