花梨の蕾に入れられた棒を芳生が少しずつ奥に進めると花梨は眉間に皺を寄せた。
「棒はもういいところに届きましたか?」
芳生の言葉に花梨が左右に首を振った。
「んん・・・ああ・・・」
芳生が棒をくりんと回すと花梨は口に咥えていた芳生の指を離して口を開けた。
「そこ・・いや・・」
「嘘ですよ。ほらこんなに気持ちよさそうじゃないですか」
「ああん・・やぁ・・・んん」
芳生がはち切れそうに起ち上がった花梨の雄に指を巻き付けると花梨は腰をひねった。
口からはすっかり芳生の指を離している。
もう目の前に置かれている鏡など目にも入らない。
花梨は伏し目になって首を左右に振っていた。
「や・・もう・・ゆる・・して・・ああ・・んん・・だめぇぇ・・」
芳生が花梨の雄を上下に扱いてやると更に体を捻った。
すると芳生はあっさりと蕾に入れていた棒を抜き取った。
「それじゃあこのくらいにしておきますか」
同時に花梨の雄を弄っていた指も離された。
「あっ」
「どうしました?」
花梨の潤んだ大きな瞳が芳生を見つめている。
中途半端で離されると逆につらいしかも両手はまだ縛られたままだった。
「・・ああんん・・・」
「今日はここだけでいけたら許してあげましょう」
芳生は赤くツンと尖った乳首を指先で摘む。
ジンとした感覚が広がりもどかしさから雄の先から透明の蜜が溢れ出してくる。
「おやおや、お前はなかなか感度がいいみたいですね」
芳生の指先が花梨の乳首の先を上下する。
わずかにしか触れてもらえず苦しささえ覚えた。
「ほうせい・・さま・・・もう・・おねがいで・・す」
花梨は芳生の瞳を見つめて訴える。
しかし芳生はまた別の指を花梨の口に入れた。
「そうだ指を咥えながら乳首だけでいって見せてください」
「そ・・んな・・・」
花梨にとって苦しく長い夜は始まったばかりだった。
<「梨の花」7へ続く>
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