胸の突起ばかりを何度も繰り返し舌と指で弄られて
すっかりそこは赤くなっている。
少し触れられてもヒリつくほど敏感になっていた。
下はすっかり大きくなり蜜を垂らしているのが自分でもわかるが
雅秀はあえてそこには触れてはこなかった。
光長は何度も両足をこすりあわせながら楽になろうとするが
逆に追い詰められている感じしかしなかった。
「やぁ・・も・・やめぇ・・」
「違うだろ、してくださいだろ」
意地悪に雅秀は褌の上から指を前から後ろになぞっていく。
その感触に体を捻ると
「お、後ろがいいか?」
と嬉しそうに呟いた。
「だがやめた。ここだけでイけ」
そう言ってまた乳首を舐められて高い声を上げた。
カサッという草を踏む音が聞こえて雅秀と光長は同時にその方向をみた。
痩せた犬が一匹現れた。
それを見た雅秀がなにやら思いついて口元を上げる。
いきなり持っていた食べ物からにぎりめしを少し光長の乳首の辺りに両方乗せた。
「何を?!」
光長は驚きに瞳を見開く。
同時に犬が光長の体に前足を乗せて胸のご飯粒をぺろぺろと舐め始めた。
「あっ、よせっ・・・ああ」
その犬の舌先とつきだした牙が良い感じで光長の乳首を刺激する。
「ああん・・やめて・・たのむ・・まさひでぇ」
それを聞いた雅秀が少し驚いたように光長を見つめた。
犬は夢中で光長の乳首を舐め続ける。
片方を終えるともう片方へと移動する。乗せられた前足が褌の部分に辺り
余計に刺激をする。
ついに光長は涙を流しながらそこで雅秀に懇願する。
「頼む雅秀俺を・・イかせてくれ」
雅秀はなぜか少しうれしそうに犬をどけて残りのにぎりめしを遠く投げた。
犬はそれを追って走っていってしまった。
雅秀は光長の尻の狭間に指を滑らせた。
自分の口でたっぷり濡らしてからその指先を蕾に挿れる。
プツンとそれが入るのを確認すると指先を器用に曲げて動かした。
「あっ・・くっ・・・」
ビクンと体を震わせると光長はようやく楽になった。
どうやら風呂でつきあてた光長の良い場所を雅秀は覚えていたらしい。
光長がぐったりとした体を草の上に横たえると雅秀が手首に巻いた帯をほどく気配がしたがそのまま眠ってしまった。
<「蜜月」 旅籠にて1へ続く>
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