光長は雅秀のことで少し考え事をすることが多くなっていた。
剣術の修行にも集中できず、これまで優秀だと言われてきたにもかかわらず
ここのところ師範から指摘されることも多かった。
そんなある日師範の奥方より使いを頼まれた。
※ここからは18歳以上の方のみごどうぞ。
[0回]
奥方の実家がある信濃まで荷物を届けて欲しいと言われたのだ。
師範も良い息抜きになると言い3泊4日の外泊を許された。
光長も雅秀と離れられる良い機会だと思い引き受けた。
いざ出発の時になり急に同行するはずの見習が腹痛で行けなくなってしまった。
自分一人でも大丈夫と申し出たが、なんと師範は雅秀をつけてきた。
それだけは絶対に避けなければいけない。
道中こんな男と一緒にいれば何をされるか知れたものではない。
しかし雅秀が同行することはなぜかあっさりと決まってしまった。
この男のことを知られるわけにはいかず、これ以上反対するのもおかしいので
光長はやむなく雅秀と2人で道場を後にした。
2人で歩く道中ろくに会話もなく早足で歩いていく
雅秀はそんな光長の後ろから光長を見守るように着いてきた。
次第に辺りが暗くなり始めるがこの日は野宿しようと決めていた。
宿代はもらってきたが行きのこの辺りには旅籠は見あたらないのを知っていたからだ。
とりあえず辺りを見回すと雅秀が
「野宿ならこの先に良いところがあるぜ」
そう言って先に歩き出す。
この辺りに詳しくない光長は雅秀の後に歩き始めた。
しばらく行くと林に囲まれた原っぱがあり、たき火もできそうだ。
この日はそこに泊まることに決めた。
原っぱの上に座るとなぜかその横に雅秀がぴたりと寄って座る。
雅秀から離れようと体をずらすと雅秀かまた寄ってくる。
しばらく繰り返すといい加減雅秀が怒って光長の手首を掴んだ。
「いつまでおいかけっこをする気だ!!疲れて明日歩けなくなる」
「ではお前が離れろ!!」
「それはできんな。これからお前をここで辱めるのだからな」
口に出して堂々とそんなことを言われて
光長は雅秀の顔を見つめていた。
呆然とする光長の袴の紐を解かれて帯も同時にはぎ取ると
その帯を両腕に巻き付けた。
道場で辱められた時の記憶が甦り
光長は怯えた。
「そんなに怯えなくたって大丈夫だろ。何よりお前の体は俺を欲しがっているんだから」
そう言われて体を直に触れられる。
体中が総毛立つような感覚が甦った。
雅秀はそんな光長を見下ろしながらはだけた胸の辺りに指先でいたずらを仕掛ける。
「やっぱり、お前は俺が好きだろ」
指先で何度も乳首を突かれてツンと尖ったそれを見ながら更にもう一方を口に含んだ。
ザラリとした滑った感触が胸に与えられて更に両方の胸の先が芯を持つとおもしろがっていたずらする。
「ああ・・・やろめ・・ろぉ・・」
自由にならない両腕を頭の上で揺らしながら自分の胸が赤く尖っていくのを
見ているとおかしくなりそうだった。
「さて、今日はどうやって啼いてもらおうか」
雅秀が口元を上げて笑った。
<「蜜月」原っぱにて2へ続く>
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