感じていることを雅秀には知られたくなくて、必死に抵抗すれば
雅秀はそんなことはすっかりお見通しだった。
「素直に感じるとかできねぇのか」
そんなことを言われて素直になどなれるわけがない。
こんなヒラヒラのスカートをめくり上げられてレースの下着とガーターベルトまでしっかり付けられている。
まるで変態じゃないか!逆に何だか腹立たしい。
ポカポカと雅秀の頭を叩くと雅秀はため息をついた。
「せっかく可愛らしい格好をしているんだからそのまま楽しもうと思ったけど、やっぱりお前の抵抗は面倒くせぇ」
すぐに光長の両手をひとくくりに押さえつけるとそれを縛ってその端をベッドの柱結んだ。
足も片方ずつ両方のベッドの柱に縛り付けられて、両足を開いた状態で拘束された。
せっかくきれいに着せられたドレスはすっかり乱れている。上半身ははだけた状態で胸をさらけだして、下半身はスカートをまくり上げられて下着が丸見えになっていた。
「さて、ようやくおとなしくなったな」
雅秀はその姿を満足げに見下ろしながら指先で下着の上をスッとなぞった。
それだけで光長の雄は固くなっていくのがわかったらしく、口元を上げて笑った。
「何だ、ちゃんと気持ちよくなってんじゃねぇか。へぇ」
数回指先で下着の上を上下させる。光長は顔を背けて必死に堪えていた。
雅秀はその頬を掴むと顔を覗き込んでくる。
「女みたいな顔していてもついてるものも反応も男だっていうギャップがおもしれぇ。お前もせっかくだから楽しんだらどうだ?」
そしてその顔を反対側に向けさせる。光長はその方向を見て動きが止まった。
大きな姿見鏡がこのベッドの全景が映し出せるように移動して置かれていた。
鏡の向こうで両手両足をベッドに拘束されたドレス姿の自分が映っている。
「せっかくだけどこれ邪魔だな」雅秀はたっぷりとレースのついたスカートを光長から脱がせた。するとガーターベルトに下着だけのいやらしい格好が露わになる。
鏡のその姿に少しだけ興奮すると雅秀はそれを見逃さなかった。
「おっとひとりで興奮して気持ちよくなるのも良いけど、せっかくそういう格好してるんだし俺も気持ちよくしてくれねぇか」
片手でレースの下着を撫でながら自らの腰を顔の前に持ってくると、ベルトを外してファスナーを開けて中からまだ普通の状態の雄を取り出した。
光長が口を小さく開けるとそこに強引にねじ込んだ。
「歯を立てるなよ。いつもみてぇに優しくだぞ」
光長は舌先で転がすように口の中にそれを頬張ると少しずつそれは張りつめていった。
雅秀も光長の雄を下着の上から舌先で舐め上げる。
下着が湿った感触がして少し気持ち悪かったがふと目の前に映し出された鏡の光景に余計に興奮する。
「光長見てみろお前の下着の間が持ち上がっちまったぞ」
そう言われて見ると間から自分の雄がはみ出しているのがわかった。それに余計に煽られて雅秀の雄にねっとりと舌を絡ませると雅秀の雄もすっかり固く張りつめていった。
口の中からはみ出すほどになると、わざと顔中にそれをなすりつけられた。
<「弦月」湖畔にて9へ続く>
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