何とか逃げ出す術はないものかと辺りを見回して、ふと花梨に目がとまった。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[0回]
花梨はおとなしく芳生に酒をついでいた。
「くっ・・・縄をほどけ・・・」
光長は体を左右に揺すりながら腰を動かしている。既に硬く張りつめた雄、そして蕾の中はムズムズが続いている。
この中をかき回して欲しい。だが目の前には芳生が座ってゆっくりと酒を飲んでいる。
花梨は芳生の横から動こうとはせずにかわりに芳生が光長に言った。
「素直にこれを欲しがれば楽ですよ。欲しいですか?」
そう言われて光長の視線が黒い張形を捕らえる。
黒く光る卑猥な形をしたそれに釘付けになる。これで中をかき回したらどんなに気持ちが良いだろう・・・既に張り詰めた雄も刺激が加われば達することができる。だが・・・
「さあ、強情を張らなければ私があげてもいいですよ。あなたの中に快楽を」
まるで麻薬のような魅力的な言葉に今の光長には聞こえた。
朦朧とした意識の中で光長は唇を噛みしめた。
「くぅぅんんん・・あっ・・」
体の底から押し寄せてくるようなうずきに光長は雄の先から透明な蜜を零している。
それを芳生に指先で拭われただけで体がビクビクと反応した。
「さあ、強情をはらないで言いなさい」
頬を掴まれて虚ろな瞳で芳生を見る。そのまま横にある張形に視線が移動する。
黒くそびえ立つ形に先端を少しあてるとそのまま奥まで埋めたくなる衝動が走る。
「それを・・」
「何ですか?これをどうするんです?」
芳生の口元が上がる。
「ここに置いて・・」
「なぜ置くんですか?あなたはいらないと言いました」
意地の悪い問いかけに光長は黙り込んで視線をそらした。
「あっ・・はっ」
視線をそらした光長の頬を掴むと芳生はその首筋を撫でる。
それだけで背中から甘い予感がわき起こってくる。
「さあ、答えなさい」
早くこの地獄のようなうずきから解放されたいとだた願った。
「中に欲しい・・・それで突いてかき回す」
頬を赤く染めながらかみしめるように言葉をはき出した。
「いいでしょう」
芳生が黒く光る卑猥な形のものを光長の足の間に置いた。
よく見ると先端に割れ目があり、くびれもあるくびれの下にはたくさんのイボがある。
あまり太くはないが、いきなり挿れるには抵抗がある。
唾を飲み込みながら眺めていると芳生が花梨に顎で何かを合図した。
花梨は光長の隣に座った。
手元に小瓶を持っている。それを張形にタラタラとたらし始めた。
透明でゼリー状のそれは黒い張形を一層光らせた。
体の中では既に中が熱くどうにかなりそうだった。
とても卑猥な形のそれに光長はゆっくりと腰を浮かせて双丘の狭間にあてた。
「うっ・・・」
そのまま少し動かすと先端が蕾に触れた。
少しずつズブズブと腰をゆっくりと落としていく。
「あああんんん」
高く鼻にかかる甘えたような声を出しながら奥へ奥へと埋め込んでいった。
「おやおやそんなに頬張って、よほど欲しかったんですね。好きなだけ貪ってください」
芳生がいやらしい言葉を浴びせかけても、そんなことにかまっていられない。
光長は腰を左右に回すと張形のイボが中の肉壁をかき回してたまらなく気持ちが良い。
「ああんん・・いい・・」
光長は前に座っている芳生のことなど忘れて腰を振り続ける。
「はっんっ・・あん」
強い視線を感じて顔を上げると芳生がじっと見つめている。
それさえも逆に光長の体を熱くしていく
<「弦月」座敷牢3へ続く>
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