「ああ、思った通りだ。少しだけ中に指が入るけど我慢して」
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[2回]
月余はタオルに液体を含ませてからゆっくりと蕾をよく拭いた。
ヒヤリとした感触で光長の蕾が僅かに動くと月余は眉根を寄せた。
「光長・・・・」
急にため息混じりの掠れた声が漏れる
「君は私を誘っているのか?」
その声は光長の耳元でする。
驚いて伏せていた顔を上げると月余の端正な瞳がすぐ目の前にあった。
形の良い唇が近づいてそのまま光長の唇を塞ぐ。
驚きに瞳を見開くが口の中にスルリと滑り込んだ月余の舌の巧みな動きでその瞳は閉じられた。
体が麻酔をかけられたようにだるくなり立てていた足も崩れてベッドに倒れ込むと
月余はその体を抱きしめていた。
(あれ、私は一体どうしたというのだろう)
抱きしめられた月余の体の一部が既に硬く熱を持っていることに気づいて、光長は慌ててその体を突き飛ばした。
「いたたたた。酷いね光長君」
ベッドから突き落とされた月余が立ち上がる。
「すみません・・でも」
「いや、私も悪かったね。君は酷い目にあっているから仕方ない。だがここからは少しだけ辛抱してくれないか」
月余が口元に笑みを浮かべている。
光長はごくんと唾を飲み込むと頷いた。
「じゃあもう一度尻を高く上げてこっちに見せて」
光長はのろのろと言われたとおりにする。
月余は高く上げられた光長の双丘を両手で掴んで開いた。
光長の蕾がヒクヒクと動いている。
「えっ?!何を・・・ひゃっ!」
光長は湿った感覚に驚いて顔を上げようとするのを月余に押さえ込まれた。
「じっとしていて」
「ああん」
月余は舌で光長の蕾を舐めていた。しゃべるとその振動が蕾に伝わる。
(こんなことが消毒?!僕は騙されているのか?)
光長はじっと我慢していた。蕾には懸命に月余が尖らせた舌をねじ込もうしている。
あの感触に光長は体中が熱くなってきた。
(おかしい・・・すごく恥ずかしくてたまらないのに何か変だ。早く終わらせてくれないと変になる)
強く握られた拳に月余の手が絡んでその手を開かれる。
ひとしきり月余の舌が蕾の入口を舐め終わるとやっと離れていった。
ホッとしたのはつかの間だった。
「ちょっと違和感あるかもしれないけど我慢してね」
そう言われて振り向くと月余は棒にガーゼのようなものが巻き付いてたっぷりと何かに湿らせたものを持っていた。
「それどうするんですか?」
恐る恐る尋ねる光長に月余は目隠しをした。
「怖いなら見ない方がいいね」
しかしこの状態で見えないと余計に怖い。
「ひっ!んっ・・えっ・・はっ・・」
その瞬間に蕾にその棒らしいものが
ゆっくりと入ってくると苦しくて息ができなくなってくる。
「ゆっくり息を吐き出して、落ち着くんだ。仕方ないな」
同時に柔らかいものが唇を塞ぐ。これは先程の月余の唇だと気づいた時には舌が入っていた。
歯裏からゆっくりと光長の口の中を舐めている。
同時に蕾に突き立てられた棒も擦るように出し入れされる。
「んんん・・んん」
自分でも驚くほど甘えるような声で月余にすがりついていた。
月余はそれでもゆっくりと棒を擦る。
次第に変な感覚に襲われて気が遠くなってくる。痛みの中から別の何かが生まれていることは絶対に認めたくはなかった。
だが月余にはもうバレていたようだ。
<「弦月」取締役室5へ続く>
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