その力の加減で芳生には楓の感じ方が手に取るようにわかっていた。
最もそんなに冷静に考えていられるほどの理性が芳生にも殆どない。
賭けに負けることは最初からわかっていた。
それは芳生が最初に楓に会った日からの憧れであったのだから・・・
だが楓は店の商品と割り切ってあえて手は出していなかった。それを自ら飛び込んでこられたらいくら芳生でも楓の誘惑にはかなわない。
まして今自分の目の前で腰くねらせて陰部をさらけ出しているのだから。
「ほうせい・・・あなた自信を私にはやく・・」
「・・ばかっ・・・」
芳生は楓の片足を高く持ち上げると自らの肩に担ぐ、硬く熱い昂ぶりを楓の柔らかい桃のような尻にあてると楓の腕が芳生の首に巻き付いた。
導かれるように芳生は楓の唇を塞ぐと同時に立派な楔の先で蕾を塞ぐ
「んっ・・・く・・」
楓が口づけながら苦しそうな声が漏れてくる。
芳生は片手で柔らかな尻を撫でると少しだけ蕾が緩くなった。
その隙に楔を半分くらい埋め込んだ。
「あっ・・」
楓の口が芳生の唇から離れると芳生はもう片方の腕で楓の頭を抱えてその唇を追いかけた。
(ずっとこんな風にしてみたかった。あなたの体の全てを自らの手の中に入れてしまい
かった。だから例えこれが最後でも今だけ楓は私の手の中にあるのなら全てを味わっておきたい)
慈しむように楓の体を貫いていく。
「んんん・・くんんんん」
楓は唇を塞がれて息をすることさえも許されず苦しそうに声を漏らした。
やがて芳生が全てを埋め込むとやっと唇が解放された。
激しく吸い付かれた唇は赤く腫れたようになっている。
芳生は楔を埋め込んだまま近くにあった水飲みで水を口に含むともう一度楓の口を塞いで冷たい水を口移しで飲ませた。
楓の喉がごくんと動くと唇を離して楔をギリギリまで引き抜いた。
次の瞬間にそれをもう一度埋め込む。
「ああ・・うくふぅ・・・」
楓が大きな声を漏らすとその髪を丁寧にかきわけて瞳を覗き込んだ。
「私の大事な宝物ですが、まさか年下に持って行かれるとは・・・」
無表情な声が少しだけ悲しく聞こえたのは気のせいだったのだろうか?
楓が虚ろな瞳で覆い被さる芳生の瞳を覗く込むとその瞳が揺らいだ。
それから体を動かすとピストン運動のように楓の中を芳生の楔が蹂躙していく。
あまりの激しさにとうとう楓は意識を飛ばしてしまった。
<「桔梗 28」へ続く>
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