代わり、自らの雄も一層硬くなる。
芳生は楓の胸でほんのりと色づいている尖りに唇を這わせた。
「ああくふっ・・」
楓はいきなり胸への湿った感触にぴくんと反応した。
芳生はわざと歯を立てて硬く尖った乳首を甘噛みすると楓の背中が弓なりにしなる。
それによって余計に突き出された乳首がまるで芳生を誘っているように赤く色づいている。
「んん・・あ・・」
芳生が舌でねっとりと舐め上げると楓の胸から痺れが全身に広がっていく。
反対側の乳首と色が変わってきてそれに気づいた芳生はもう片方の手で別の乳首をつまみ上げた。
「ああ・・うっ・・」
両方の乳首と雄を芳生に触られて楓の体次第に大胆になっていく。
楓が芳生の頭を両手でかき乱すとはらりと頬に結い上げられた髪が落ちた。
「こら、あまり乱されては困ります」
「あん・・しゃべらな・・」
口に楓の乳首をくわえながらしゃべるのでその振動にまた反応する。
芳生を落とすはずがいつの間にか楓がその手のひらで踊っていた。
楓は芳生の立派な雄に指先を絡めながら何度もそれをしごき上げる。
すっかり堅くなったそれを楓の柔らかい双丘に押しつけると楓は少しだけビクンと腰を浮かせた。
「これが欲しいですか?でもそれはまだあげるわけにはいきませんね。だってこれをあなたにあげてしまったら私の負けを認めなければならなくなりますから」
そしてまた楓の尖った乳首に吸い付いた。
楓は両手で芳生の雄に触れる。
「私だって負けるわけにはいかない・・・」
自ら足を開くと芳生の手を自らの窄まりに導いていく。
芳生の指先が楓の蕾に触れると芳生はその蕾に人差し指をゆっくりと入れた。
「・・・うっ・・・」
短く声を上げながら楓が眉間に皺を寄せた。
芳生は指先を曲げると楓のいいところを探し始める。
「あんっ・・・いや・・・」
「いやですか」
芳生がわざとらしく楓に問いかけると楓は首を横に振る。
「もっと・・して・・」
すると芳生は口元を上げて微笑んだ。
「それはそれはなんとも嬉しいですね。私に何をして欲しいですって?」
芳生は楽しそうに楓の言葉を待つ。
楓は蕾に入れられている芳生の手を握り顔を見つめた。
「もっと・・・もっとここを・・・さわって」
「いいでしょう」
芳生が楓の蕾の中の指先をくるくると回すと楓は芳生の背中を抱いた。
<「桔梗」27へ続く>
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