花梨と芳生の関係はどこまでの関係なのかは知らないけれど、もしもこれが最初なら花梨は相当辛かったであろう。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[1回]
楓は芳生の体つきからは想像もできなかった立派な雄を眺めながらそんなことを思った。
また、これで貫かれてしまったら自分は一体どうなってしまうのだろう。などとも考えながら口に入りきれない雄に指先を絡める。
「どうです、わたしのは立派でしょう」
芳生はそんな楓の心でも読み取ったかのように耳に唇を寄せる。
咥えたままこくりと頷くとその顎をすくい上げられた。
目の前に芳生が顔を寄せてくる。
「口、疲れたんじゃないですか?」
楓の口から芳生の雄が離れると、芳生は親指で楓の濡れた唇に触れながらその指を口に入れると、楓は条件反射のように親指に舌を絡ませた。
芳生は読み取りにくい表情のまま、楓の顔を間近で見つめている。
「一番最初にあなたに会った時から思っていたんですけど、あなたは可愛い人ですね」
楓はまだ芳生に与えられた親指を舐めている。そして潤んだ瞳で芳生を見つめていた。
「どうして私があなたに唇の話をしたかわかりますか?」
そんなことを言いながら唇が触れそうなところまで近づいた。
楓は何も言わずにいると芳生は
「それはこの唇は私だけのためにとっておきたかったからですよ。けどあなたという人は」
語尾に苛立ちが感じられる。
同時に唇が重ねられた。
芳生はもてあますように彷徨う楓の舌をさらうように巧みにその舌を絡めていく。
それはどこか楓が憧れていた雅秀を思い出させた。
楓の瞼が濡れて頬を伝っていく。
それに気づいた芳生は人差し指でその涙を優しく拭った。
普段は感情を表に出さない男なのに楓は芳生の優しさに今初めて気づいた。
「封印していた気持ちに火がつきました」
芳生は楓に何度も優しく口づける。
その几帳面な口づけがこの男の性格を良く現していた。
両手で楓の着物を開きながら薄い胸が露わになると、首筋から鎖骨へと芳生の唇が降りてくる。片手で楓の雄に触れると楓はビクンと体を揺らした。
「ほう、そんなにこれが良かったですか」
楓の雄がすっかり硬くなっているのを知って芳生は自らの雄を揺らした。
楓はそれにまた手を伸ばした。
「ほしい・・」
「・・・っ・・・」
無表情だった芳生が徐々に表情を変えていく。
<「桔梗」26へ続く>
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読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
すごく嬉しいです。
おかげさまで3万打行きました。いつもありがとうございます。
25話完結と思っていたのですが終わりませんでした。
結局この連休中は更新ができそうにないので続きは連休明けになると思います。
ごめんなさい。。。
もし続けて読んでいてくださる方がいらっしゃれば懲りずにまた見に来てくださると嬉しいですvv
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