楓はわざと芳生の前で着物を乱して芳生にすり寄った。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[1回]
芳生は変わらない表情のまま帳簿を開いている。
そんな芳生から帳簿を取り上げるとその体を畳の上に押し倒した。
楓は芳生を覗き込むように見つめると芳生の視線がやっと楓を捕らえる。
「それで、口づけでもしますか?」
その言葉に楓の視線が芳生から逸らされると芳生は難なく楓を退かして起き上がった。
もともと楓は身長はそれなりにあるのだが痩せている。
芳生も割と痩せている方だが楓の場合骨格自体が華奢で女性を思わせる体つきだった。
そんなところも客に人気のある理由なのだが・・・
「それであんたが落ちるならそれでもいいか・・・だかそれは最後の手段にとっておくよ」
楓は苦笑した。
今度は座り直してあぐらをかいた芳生の開いた着物の隙間から股に手を入れてその間に手を伸ばした。
徐々ににじり寄りながら横にぴったりと体を寄せると、芳生の着物からほのかな香の香りがする。
楓はそのすっきりとした首筋に口づけながら芳生の褌に隠されている雄に触れる。
まだ何の反応も起きない芳生の雄を手のひらでやんわりと揉み始めた。
「あなたは思っていたより手強そうだ」
楓は耳元に囁く。
芳生はそれでもまた帳簿に手を伸ばしていた。
楓は褌の中に指先を滑り込ませて直に芳生の雄に触れた。
「なんともこれは・・・」
それ以上は口にせずにその口元を芳生の雄の先に近づけていく。
芳生は僅かに眉を動かしただけで楓の好きにさせていた。
「私がいちいちあなた達の誘いに乗っているようではこの店はやっていけなくなりますよ」
どこか意地悪そうに口元を上げて芳生が微笑んだ。
楓はそれでもまだ形すら変わらない芳生の雄に奉仕する。
しばらく会話もなく楓は芳生の雄に舌を這わせていた。
部屋には楓が時折立てる水音だけが響いている。
先の割れ目から裏筋をゆっくりとなぞりながら根元に行くとその奥の袋を口に含んでやんわりと舐め上げた。
それを繰り返していくうちに、芳生の雄が徐々に角度を変えていった。
意外と立派な芳生の雄は楓の口には余ってきて口からスルリと抜け出してしまった。
その瞬間楓を見つめていた芳生の瞳と目が合った。
楓はなぜかドッキッととして頬を染めながら視線を逸らす。
芳生はそんな楓の頭を撫でながらその視線は奉仕を続ける楓を見つめている。
「あなたがどうして男の心を捕らえられるのかが少しわかる気がします」
芳生に耳元で囁かれて楓は首筋から甘い痺れを感じていた。
芳生への奉仕に熱が入る。
「あなたのまらが欲しい」
芳生の雄は完全に反り返っていた。
<「桔梗」25へ続く>
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