そうわかっていて、なんでこんな風に体が反応してしまうんだろう?
マラークは羞恥に全身が赤くなった。
スティーヴンはマラークのシャツをめくり上げた。
「おやおやこんなところも堅くなってる」
乳首に人差し指で触れてきた。
「いやだ!!」
焦らすように触れられれば余計に体温が上がっていく。
「まぁ、いいから」スティーヴンはマラークの乳首に唇を寄せた。
「ん・・・」
軽く甘咬みされると下も反応する。
「おやおや・・・これは」
スティーヴンは手の中で堅くなるマラークの雄を見つめる。
壁に押しつけられたまま乳首ばかりを唇と舌で弄ばれる。
「ん・・・はな・・せ」
マラークは両手でスティーヴンの体を押すがびくともしない。
こんなことならもっと真面目に体術の訓練をしておけば良かった。
男ひとり跳ね返せないなんて情けない。
「さぁて、じゃ王子様。今日こそはしてもらおうか」
スティーヴンはマラークの頭を押さえつけて跪かせた。
ちょうど股間の位置に目線がある。
スティーヴンはそこをグンッと突き出してマラークの顔に押しつけた。
まさかまた自分に舐めろなどと言い出すのか?
マラークが視線を上げるとスティーヴンは微笑んだ。
「ちゃんと覚えるまで毎日してもらおう。王子様ばかりが良い思いしてるんじゃおもしろくないだろ?」
グイグイと顔に股間を押しつけてくる。
マラークはキッと睨みながらスティーヴンのはいているスラックスのベルトを外した。
ホックを外し、ファスナーを下ろしていく。
下着の中ではまだおとなしいスティーヴンの雄の形がくっきりとわかった。
「今日は下着の上からでいいぞ」
マラークは手でその形を確認する。それからゆっくりと舌先を伸ばしてペロンと下着を舐めた。
舐めた場所だけ濃い色に塗れた。
「ヒューこれはこれで結構来るな」
スティーヴンの雄がビクンと容量を増した。
だがまだ完全ではない。
マラークは続けて唇でその間を咥えながら下へ移動する。
真ん中だけ筋ができたように下着の色が濃くなった。
「王子様誰かにやらされたことあるのかな?」
「あふはへはい」
口に咥えたまま喋るとスティーヴンの雄はまたビクッとして、今度は下着から浮き上がった。
こうして成長するのを見るのは少しだけ優越感を感じる。
マラークは片手でくっきりと男の象徴の形をおさえながらその形を舌先で舐めた。
丁度かりのくびれの部分を集中すると先端がじんわりと濡れてきた。
「いいぞ王子様」
スティーヴンの声がかなり興奮している。
マラークはそのまま同じところを攻め続けた。
「なぁ、結構良いんだけど、このままじゃ俺もイけねぇんだわ」
とスティーヴンの指がマラークの尻に回された。
「んっ・・・くっふ」
急に蕾の中へ人差し指をねじ込まれて妙な声を上げてしまった。
「お前も気持ちいい顔してくれればそれでイけるかもしれねぇから」
入れてきた指を上下に動かされて体が揺れる。
「お、中ひくついてるぜ」
耳元で囁かれて懸命にスティーヴンの雄を咥える。
既に先端が下着の中からはみ出している。
マラークはその先端を中心に舐めていた。
マラークが舐めれば舐めるほど入れられた指も中をかき回す。
マラークの雄ももすっかり堅くなっていた
<続く>
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