心地良い律動に何度も突き上げられてマラークは既に2回ほど達していた。
腹の周りが白く汚れている。
それなのにスティーヴンはまだ一度もイッてない。
堅い凶器は更に大きくそそり立っている。
後ろがヒリヒリとするほど擦られ続けてマラークの声は掠れている。
最初から泣かされ続けていた。
それなのに・・・
「いい・・かげ・・んに・・しろ」
マラークがスティーブンの背中にようやく解放された両手で殴る。
しかししっかりとした体躯のスティーブンにはそんな柔なマラークの拳など蚊に刺された程度の痛みしか感じないようだった。
「お前がもっと色っぽい顔で私をイかせないと終わりはない」
ガクガクと揺らしながら余裕でそんなことを言う。
そんな時でさえマラークはずっと雄の先から透明な蜜を流し続けていた。
「ん・・・あっうっ・・・」
目を細めながらスティーヴンの顔を見つめる。
スティーヴンの手がマラークの頬に触れた。
「やればできるじゃない?」
マラークの中でスティーヴンの雄がドクンと大きくなった。
やがて動きが速くなりマラークの腹の上にスティーヴンの性も吐き出された。
ドクドクとマラークの腹の上に熱が注がれた。
「たくさん出ただろ。たまってたからな」
スティーブンはマラークの腹の上から拭う。
ようやく解放されてホッとしたマラークはぐったりとベッドで目を閉じた。
疲れ切ってそのまま寝息を立てた。
随分と気位が高い子だな
一体どこから連れてこられたんだろう
どう見ても奴隷じゃないけど
天使の羽根も無かった。
それでも体はきれいで何もかも初めてだったんだな。
まだむけてないみたいだし・・・
かわいいなぁ、かわいいなぁ
これから毎晩この子が泣くのが楽しみだなぁ~
明日はどうやって泣かしてやろう
スティーヴンはマラークの額にかかる髪をかき上げながら顔中にキスをした。
そのままスタンドの光に照らされたマラークの顔を見つめる。
瞳と肌の色はは英国人らしいが
言葉になまりがあるのは異国の地で育ったためだろう。
あのインチキ商人に騙されたのであればもしかしたらアラブの王族のかもしれないな。
それならあの気品も納得できる。
まぁ、彼の素性が知れたところで帰してやる気など全くない。
年甲斐もなく一目惚れしてしまったなんて絶対に言えないけど・・・
読了お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。
強気受けと誘い受けの区別が難しいこの頃です・・・