ナジムの雄を止めている指も緩める気配すらなかった。
カマールは自らの欲望が膨らんでいくのを満足そうに見つめていた。
ナジムは苦しそうにカマールの雄を口に頬張りながらアサドの雄を手にしている。
「んぐっ・・・はうっ・・・ぐふっ・・」
汗と唾液でべとべとになった前髪をカマールがかき上げた。
「やばっ・・おれ、もうもたねぇわ」
「ふっ、だらしないですね。いいでしょう好きにしてください」
アサドの言葉を合図にカマールは激しくナジムの口の中で激しく腰を動かした。
ナジムは動きを止めてそれに身をまかせた。
「んっ・・離せ!でるぞ!」
カマールがナジムの口から雄を抜くとその先端から白い飛沫を勢いよくナジムの顔に飛ばす。
更にアサドの雄にもそれがかかる。
「おや、これはまたたっぷりと出しましたね。いいでしょうこれもきれいに舐めてください」
アサドがナジムの顔にぺたぺたと雄をつけた。
ナジムは涙目でそれを見ると口を開いてパクリと口に含んだ。
カマールの蜜でベトベトになった顔でアサドの雄に奉仕する。
さすがにアサドも興奮したらしく雄は形を変えていった。
「んぐっ・・ふっ・・ふぁっ・・」
アサドはナジムの蕾に入れた棒をグリグリと動かしながら引き抜いた。
「・・っ・・」
「おや、後ろが寂しくてひくついてますね。欲しいならそう言ってください」
「おいっ、自分だけ挿れようってのかよ」
アサドの言葉に一度達してぐったりしていたカマールが身を起こした。
「あなたは外野です。ご自分の立場をわきまえてください」
すぐにぴしゃりとそう言われて黙り込んだ。
ナジムはどうでもいいからせき止められた雄を解放して欲しかった。
「あ・・さど・・・はな・・して・・」
「どこですか?」
「ここ」
「ここってどこですか?」
「・・ん・・こ」
アサドの口元が上がった。
これでようやく解放されるとナジムは思った。
そしてその瞬間、アサドはナジムの足を大きく開かせた。
同時に全身がヒクヒクと痙攣するように雄の先端から勢いよく白い蜜を飛ばした。
ああ・・見られてる。
アサドだけじゃなく、カマールにまで顔を近づけてイく瞬間をじっと・・・
恥ずかしい・・・
だけど・・・
カマールが手を伸ばそうとしてピシャリとアサドのその手を叩かれた。
アサドはナジムの体を反転して腰を上げさせた。
「挿れますよ」
アサドが興奮しているのがわかった。
彼はカマールの目の前でナジムを己の楔で突き刺すことに喜びを感じているのだろうか。
「ひっ・・・んぐっうう」
アサドの楔がナジムの中へ入ってきた。
ズブズブと湿った音が響いてくる。
ナジムが背中を反らすとアサドはその唇を塞いできた。
僅かに開いた唇の隙間からアサドの舌が入ってくる。
口の中までアサドでいっぱいになっていく。
舌からも熱い楔がナジムの体を満たしていった。
熱くて火傷しそうなほどだった。
まるでこのまま体が溶けて一つになってしまいそうなほどだった。
今は、今だけは何も考えることなくアサドに体も心も愛されていたい。
閉じたナジムの瞼からは涙が流れた。
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