月深は最初に乗せられたワゴン車ではなく、竜一の高級車に乗せられていた。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[7回]
窓にはやはりスモークになっており、外からは中の様子が見えない。
運転手と後ろのシートには月深と竜一の3人。しか乗っていない。
他の男達は最初のワゴン車に乗っていて近くにいるのだろうか?
月深が少しでも逃げるような素振りを見せれば駆けつけてくるに違いない。
月深は両手を後ろ手に拘束されていた。
竜一が月深のシャツに手をかけてボタンを外していく。
全部のボタンを外し終えると月深の白い肌が露出する。
ところどろこに赤い痣が散っている。
竜一の指先が月深の白い肌に散る痣に触れる。
優翔との思い出が汚されていくようで月深は竜一から体を反らした。
「おっと、きれいな肌に汚れがついてしまいました。私がきれいにぬぐい取ってあげますよ」
竜一の唇が月深の胸についていた痣に近づけられた。
程なく湿った感触が肌に触れる。
月深は顔をそらした。
優翔の痣の上から竜一が吸い付く。
「うっ・・」
竜一は舌を伸ばすと今度は横の乳首に触れた。
月深の体がビクンと動く。
竜一は月深の反応をおもしろがるように舌を這わせながら点々と散っているバラ色の痣をたどる。
空いている手は月深のベルトを外していく。
すぐにファスナーを下ろすと月深の下着が露わになった。
その少し上にも痣が残っているのを見ると
「ほう・・・」
と口元を上げながらそこにも唇を寄せた。
「あっ・・・」
月深の声が少しだけ大きくなる
竜一は月深の体中をなめ回す。
その行為が気持ち悪くて月深はグッと唇をかみしめてこらえていた。
「良い子ですね。どうやらやっとご自分の立場がわかったようですね。そうそう、もう逃げられないようにこれを用意しました」
竜一がポケットから取り出したものを見て月深は息を飲んだ。
それからゆっくり瞳を閉じた。
<「更待月」月の砂25へ続く>
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