竜一は月深に顎で自分の足下へ来いと合図した。
月深は言われるとおり竜一の足元で跪く。
「まず、俺をイかせることができたら約束してやろう。お前をどうするかはそれから考えよう」
竜一は楽しそうに組んでいた足を下ろした。
「・・・」
月深は瞳だけで抵抗した。
両手を拘束されたまま動かずにいる月深に竜一は組んだ足を下ろして足を開いた。
竜一はその真ん中を見た。
そのままゆっくりと膝立ちになって顔をゆっくりと近づけた。
竜一のズボンの真ん中にあるファスナーに口を寄せてそれを歯で挟んだ。
上からねっとりとした視線を感じながら
ジジジという音を立てながらファスナーのつまみを下ろしていく。
一番下まで下ろすとその隙間から下着がはみ出した。
下着の中心に窓がある。
月深はその窓に舌を伸ばした。
上からは恐ろしいくらい熱い視線が月深を見下ろしている。
月深の舌が奥まったところにあった皮膚の感触に突き当たった。
月深の背中に竜一の手が添えられてビクリと背中を揺らす。
だがそのまま舌先で奥まっていた竜一の雄を取り出した。
僅かに反応しているのは月深の行為に興奮したのだろうか・・・
月深が舌先でちろちろと舐め始めるとそれはぐずんと動いた。
「あ・・・・」
月深が小さく声を上げる。
竜一は楽しそうにそれを眺めていた。
月深は少しだけ口を開けて良一の雄を横から咥える。
そのまま少しだけ吸ってみた。
また僅かにその形が変わった。
「月深、焦らすのはいいが、あんまり焦らすと後が怖いんだぜ」
竜一の顔はすっかり酔っていた。
手に入れたくてようやく手に入れた月深が今自分に奉仕していると考えただけでうっとりと酔っていたようだ。
月深はそれでもまだゆっくりと舐め続けた。
ようやくそれを口の中にすっぽりくわえ込む頃には竜一の雄はすっかり堅くなり、月深の口には入りきれなかった。
口の端からよだれを流しながらそれを口に含む月深に竜一はたまらずその頭を押さえた。
「んぐっ・・・んん」
月深の瞳が見開かれた。
<「更待月」月の砂11へ続く>
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