落ち着いてから月深が優翔へ手を伸ばすと優翔は後始末をはじめた。
※ここからは18歳以上の方のみとうぞ
[0回]
月深の瞳が悲しく曇る。
「どうして・・・」
入れてくれないの?という言葉を飲み込んで
優翔からプイッと顔を逸らした。
優翔の手が伸びてきて月深の髪をかき分ける。
キスされると思った月深が瞼を閉じると思った通り優翔の唇がふわりとこめかみの辺りに触れた。
唇じゃないことが少しだけ不満だった。
そのまま風呂場へと歩き出しながら優翔が片手を開いた。
「おいで月深、一緒に行こう」
つまり続きは風呂場でっていうことだろうか?
月深は少しだけ期待してて背中を向けていた体をゆっくりと起こした。
ベッドから足を下ろしてて立ち上がると操り人形のようにフラフラと優翔の手を掴んだ。
「月深」
優翔の瞳だけが月明かりにキラキラと光っている。
こうして見つめると優翔は本当にかっこよかった。
もし月深がこんな家に生まれていなかったら
普通の大学生だったら
きっと普通に大学へ行って優翔と友達になって
一緒に遊んだり、勉強したかもしれない・・・
「どうした?」
心配そうに顔を覗き込まれて月深は首を左右に振った。
「別に」
「そうか、よかった」
優翔は月深の腰を抱いて風呂場へと行った。
「そこに手をついて」
優翔に言われるように月深は下に手をついた。
「もっと腰あげて」
それは・・・いくら何でも・・・
優翔は尻を優翔の顔の前に突き出せと言っていた。
やはりそんな恥ずかしいことはできない。
何度も弄られていても自ら腰を上げて優翔の前に晒すなんて・・・
月深はそのままぐずくずしていると優翔の手が月深の腰を上げさせた。
「あっ・・」
<「更待月」月の光14へ続く>
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