月深の右手が優翔の手を掴んで自らの股間に引き寄せる。
酔ってる・・・
優翔は月深の顔を間近で見つめた。
キスしたい。
唇で月深の柔らかな唇に触れる。
すぐに開かれて優翔の舌を招き入れてくる。
いつもより積極的な月深に少しだけ驚きながら優翔はそのまま部屋の中へ入った。
毛足の長い絨毯が敷きつめられていて、そのまま月深を床に押し倒す。
月深は優翔の瞳をうつろな瞳で見つめながら誘い続けた。
「月深・・・」
優翔は少しだけ苦しそうに呟いた。
その声に月深は優翔の上着を脱がせはじめた。
「早く、して・・俺欲しい」
「いつからそんなに淫らになったんだ?」
優翔が眉間にシワを寄せると月深は柔らかな形のいい唇で眉間に口告げてくる。
「だって・・・俺優翔が欲しい・・・他の誰にも渡したくないから・・」
それで慌てているのかと優翔は納得した。
そう考えると可愛くて可愛くてその華奢ながら筋肉質な腕を強く掴んだ。
抱きたい・・・・
でもまだ・・・これは優翔の中でのけじめだった。
強く月深の体を抱きしめながらズボンの隙間から尻へ指先を滑らせた。
「あっ・・・」
真っ赤になった月深が小さな声をあげた。
優翔の人差し指は月深の蕾の中へと埋められた。
「んんんん・・ああんん」
月深が腰を振ってもだえる姿が何とも悩ましい。
月深が気持ちよくなれればそれで良いと思った。
指先だけで月深の体の中の熱を感じながら器用に指先を曲げて、月深の反応を見ていた。
次第に月深が硬くなった股間を優翔に擦りつけてくる。
優翔は月深の下着ごとズボンを引き抜くと月深の足の間に顔を埋めた。
「ああ・・ゆう・・とん・・・んんんくぅ」
鼻にかかる甘い声を吐き出して月深はもだえ続けた。
「はんっ、ああ・・くっ・・はっああ」
懸命にこらえる月深に耳元に囁いた。
「いってもいいよ」
だが月深は首を振って懸命にこらえている。
目に涙をためながらこらえる姿に優翔はまた興奮した。
舌と手で月深の雄と蕾を同時に刺激した。
「ああっ・・だっ・・やっぁぁぁぁ」
ひときわ大きな声をあげるとピュッピュッと勢いよく白い蜜を飛ばした。
優翔は懸命に月深にキスをした。
<「更待月」月の光13へ続く>
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