慌てて優翔の体を両手で押してみるが、ビクともしない。
鏡越しに自分の雄を舐める優翔と目があってすごく恥ずかしくなった。
優翔は挑発するようにわざと月深を見つめながら舌を使ってチロチロと刺激する。
ジワリと下肢が熱を蓄えていく。
自分が舐めるにはいいが、逆の立場になってみるとすごく恥ずかしい。
昨日はもっと恥ずかしいところまで優翔に見られていたが、あれはかなり興奮していたから・・・
「あっ・・やめっ!」
優翔がすっぽりと口の中に納めると思い切り吸い上げられて月深は優翔の体を強く掴んだ。
優翔の程よく引き締まった背中に月深の指の後が赤くついた。
急に刺激を加えられて思わず優翔の口の中に蜜を吐き出していた。
ハァハァと背中で呼吸を整えながら月深は優翔の背中に覆い被さっていた。
「どう?気持ちよかった?」
ごくんと喉を鳴らして月深の蜜をきれいに飲み込んだ優翔が何もなかったようにそんなことを聞いてくる。
昨日とはすっかり立場が逆転していた。
「毎朝俺がお前の処理してやっからな」
と笑顔を向けられて月深は複雑な心境でそれを見つめていた。
体の外も中もすっきりとした月深はバスルームを出ようとすると優翔は
「俺も洗ってから出るから」
と戸を閉めた。
月深がいなくなったバスルームで優翔は自分の体を泡立てた。
月深の興奮した顔を見ていて自分も興奮していた。
優翔は自らの雄に指先を絡ませると強く擦りあげた。
すぐに硬く反り返った雄は今にもはち切れそうだった。
鏡に映し出されたその姿を見て
「月深に挿れてぇな・・・けどこんなんじゃ壊れちまうな。よーく慣らしてからにすっか。ま、それまでにあのきれいなヤクザがどれだけ淫乱になって乱れるか楽しみだな」
等と月深の事を考えたのか先端からとろりと透明の液体が盛り上がった。
それを雄になすりつけながらくちゅくちゅと扱き続けた。
「くっ・・はっ・・んんん」
バタタタっという微かな音を立ててタイルの床に白い飛沫が飛び散った。
ギュッと自分で握りこみながら体の痙攣を押さえ込む。
ヒクヒクと動く雄の先端から余韻がたらりと蜜を垂らす。
シャワーのレバーを押し上げてシャワーで全てをきれいに洗い流しながら、優翔はクスッと微笑んだ。
「いつからこんなことになっちまったんだ?」
ノーマルだったはずの自分がいつの間にか月深のペースに巻き込まれていた。
ここのところ色々なことがありすぎて驚くよりも、その状況を楽しむということを優翔は学んでいたらしい。
<「更待月」月の石10へ続く>
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