をもてあました羽根に、朱鳥は表情を変えぬまま
「仕方ありませんね」とため息と同時に後ろのシートへ移動した。
羽根をシートに座らせたまま自分は羽根の足下に跪くと、ズボンのファスナーを下ろした。
「あっ・・うっ・・・」
朱鳥は躊躇うことなく羽根の中途半端な雄を根元までくわえ込んだ。
刺激に敏感な羽根の雄が朱鳥の巧みな舌使いで更に熱く滾る。
「んっ・・そんな・・ことしたら・・・いっちゃ」
「早くイってください・・・こんなんじゃまた私が・・」
きっと雫に怒られるから・・・けど・・・
羽根は朱鳥に与えられる快楽に甘いと息を吐きながら腰が揺れる。
気持ちいいけど羽根はもっと気持ちいいことを知っていて、それが欲しくてたまらなくなる。甘えるような瞳で朱鳥を見つめると朱鳥は困った顔をした。
「あなたは・・・」
ため息を吐きながら朱鳥はシートに座って羽根のズボン毎下着を引き下ろした。
さっききれいにしたばかのり羽根の尻が露わになると羽根は自分でその尻を持ち上げた。
「こっちもしてくれないと・・イけない・・」
自ら指先で蕾に触れる。朱鳥は表情を変えずに言った。
「人差し指と中指と薬指を3本立てなさい」
羽根は言われるまま指を立てた。
「じゃあそれを私の目の前で自分の中に入れなさい」
朱鳥は雫との約束を守るための手段としてこんな方法を考えたらしい。
見られているだけでもすごく感じてしまう。
「いや・・・むり・・・」
第一関節まで入れたところで戸惑っていた。
「あうっ・・・あああ」
急に朱鳥が羽根の手を取ってそれを羽根の蕾にズブリと埋め込んだ。
自分の指先に絡みつく熱い肉襞がいやらしく動く。
「どうだ?お前の中はどうなっているかきちんと話せ」
そんなこと・・・
と躊躇う羽根の手は朱鳥の手の中に有り更に奥へと押し込まれた。
「さあ、言いなさい」
少しだけ苛立つような口調に羽根が朱鳥の顔を見ると朱鳥はその唇を塞いできた。
長く卑猥なキスに羽根の体は上りつめていく。
「ああ・・しまる・・・きつい・・・んんん」
「どんな風に閉まるの」
「中が指にからみついて・・・はりつく・・ああんんもっと・・・おくまで」
「ん?何?」
「もっと奥まで・・突いて」
自ら指を入れながら腰を揺すりそれでも物足りないと唇を開く羽根に朱鳥は唇を噛みしめて我慢している。
仕方なく羽根の雄に指を絡めて吸い付いた。
「ひぃぃん・・いくっ・・いっちゃゃぁぁぁ」
羽根がビクビクと体を震わせながら朱鳥の口の中に蜜を吐き出していく。
朱鳥はちゅうぅぅっと音を立てながらそれを吸った。まるで自分の欲望を吸い尽くすように・・・羽根が入れていた指にも舌を絡めた朱鳥は最後に羽根の唇を吸った。
いやらしく舌を絡めながら羽根の全てを味わうように長いキスを交わして離れていった。
「それじゃあ行きましょう」
それから運転席に戻ると何もなかったようにハンドルを握った。
ただギアに乗せられていた手が小刻みに震えていたのを羽根は見逃さなかった。
「ごめん・・・朱鳥・・・でも気持ちよかった」
とシートに横になった。
<「恋占い」占いの館にて3へ続く>
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