それとも久しぶりだからか羽根の体は朝から2回も欲望を吐き出しているというのに元気だった。
吸い付くように朱鳥の素肌に密着したまま、唇を朱鳥の細いけど筋肉質な体におしつけていた。朱鳥も飽きることもなくそんな羽根を突き上げ続けた。
広い部屋の絨毯の上を転がりながらあちこちに白い飛沫が飛び散っている。
「はっ・・あっ・・んんんん」
羽根は淫らで甘い声を上げていた。
ふと部屋の中の風通しが良く感じられて、羽根はそのまま潤んだ瞳を部屋の窓に向けた。
「あ・・・」
小さく吐息を洩らすと同時にキュッと中が締めつけられて朱鳥が繋がったままの姿勢で横を見た。
テラスの大きな窓を開いて雫がスーツ姿のまま入ってくる。
その瞳に感情は読み取れずただ黙って真っ直ぐに2人に向かって歩いてくる。
「うっ・・・くっ・・」
急に締めつけられて朱鳥も限界だったのか羽根の中に欲望を吐き出した瞬間を雫に見られてしまった。
羽根の華奢な体を抱きかかえながらビクビクと引き締まった肢体を振るわせていた。
羽根は自分の中に吐き出された熱い朱鳥の蜜を受入ながら涙を流す。
その頬に雫の手が優しく添えられて唇を塞がれた。
(あ・・・やっぱり雫が・・・)
羽根はそれだけで達してしまいそうなほど官能的な口づけをされて、既に硬く張りつめている雄の先からとろとろと透明の密を流し続けた。
余韻を味わう暇もなく朱鳥が己の楔を引き抜くと中から朱鳥の吐き出した白い蜜がとろりと流れ出す。それを掻き出す暇もなく、雫は自分の服のファスナーを開けて自らの楔を取り出した。既に硬く張りつめた雫の雄をいきなり羽根の中へ押し入れる。
「あっ・・・やっ・・でるっぅぅぅぅ」
雫が強引に羽根の中へ入ると羽根はすぐに雄の先から飛沫を飛ばした。
「ああっ・・・くううんん」
すすり泣くような長い悲鳴をあげると、雫は豪快に羽根の中を突き上げた。
「やぁぁああ!!いゃぁぁぁ・・こわれちゃ・・・ああああへんに・・なぁるぅぅ」
いきながら突き上げられて体の中からおかしくなりそうな羽根は泣きながら雫の背中にしがみついてその背中をかきむしった。
横でぐったりとしていた朱鳥はその激しさに目を見張った。
羽根の感じ方が朱鳥とはまるで違う。それに雫の攻めも自分への当てつけも含めて痛々しいほどの嫉妬と愛が伝わってくる。
雫の無言の訳にはそんな意味がこめられていたのだろうか・・・
羽根の体が落ち着いた頃雫は羽根の中から抜き出した楔で羽根の顔を撫で回す。
「口でいかせなければお前を解放してやらない」
と口元を歪めた。
羽根が舌を伸ばして雫の大きな雄をチロチロと舐め始めた。
雫は羽根のトロトロになっている下肢に触れた。
「あっ・・うっ・・んんん」
羽根の袋をやわやわと揉みながら耳元で囁いた。
「全く・・・お前は・・・この好きものめ・・・」
<「恋占い」監禁部屋にて17へ続く>
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