棒の先が羽根の蕾の入り口を数回行ったり来たりした後、ねじ込まれてくる。
その違和感に羽根は叫び声を上げていた。
「いや、怖い・・お願い・・やめて・・ああ・・許して」
羽根が震えながら桧山に訴えると、桧山の手はそこで止まった。
一度棒を離すと、立ち上がって羽根に近づいてその顔を見下ろしている。
羽根は頬を染めて恥じらいがちに桧山の顔を見つめていた。
程なく桧山の唇が羽根の唇を塞いでくる。
舌が口の中に生き物のように激しく動き回り、羽根は桧山の口づけにぐったりとしていく。
「・・・んっ・・・」
突然、羽根の尻に冷たいものがあてられると蕾にねじ込まれる違和感が襲う。
さっきの棒が羽根の体を貫いてきていた。
桧山は羽根の唇を塞ぎながら片手で羽根の蕾に棒を押し込んでいた。
苦しさに羽根の大きな瞳から涙がこぼれ落ちる。
「痛いか?」耳元でそう囁かれても呆然として答えることすらできなかった。
やがて桧山の唇が離れていくと。もうひとりの男がさっきのライトを取り出して羽根の恥ずかしい部分を照らし出した。
桧山はもと座っていた椅子に戻り顔だけを近づけて、羽根の蕾に入れた棒を上下に動かしながら蕾の奥をまじまじと見つめていた。
「思った通りきれいなピンク色だね。顔もきれいだけどここもきれいだ。おや感じたの?」
何が起きているのかもわからず、恥ずかしさとは裏腹に羽根の雄は起ち上がっている。羽根は顔を背けながら真っ赤になって涙を流している。
桧山はさんざん羽根の中を検分するように見つめてからようやくその棒を抜き取った。
それでしばらく前の雄も撫で回した。
「嫌・・やめて・・・ください」
泣き続ける羽根の顎を捕らえて大きな瞳を覗き込んだ。
「痛かった?ごめんね。でもすごくきれいだったよ」
と唇をもう一度塞ぐ。羽根は拒むように桧山の舌を拒絶すると桧山はおとなしく唇を離した。
「もう・・離してください」
弱々しく羽根が桧山に訴えると桧山の瞳がキラリと光った。
「どうして?たった今始めたばかりなのにどうして羽根を解放するの?」
目の前に座って裸にされた羽根を見つめながら桧山は冷ややかにそう言った。
「くっ・・・なに?」
羽根はいきなり蕾の中からじわじわと疼きを感じた。
これまでに感じたこともないような疼きは羽根の雄も更に硬くしてその先端から蜜を流させた。
「おや、効いていたか。実はねあの瓶の中身は媚薬だったんだけど、使ったことがなかったから君で試してみたくてね」
桧山は羽根の雄の先を人差し指で触れてから溢れだした先走りを指で取って親指と人差し指手で糸を引かせた。
「こんなにいいんだ。ふーん、君が娼婦みたいに腰を振るまで観察してあげるよ」
桧山は羽根を見つめたまま何もしない。
羽根の体の中では何かが這い回るような疼きが既に蕾の中の内壁を襲う。何とかして欲しい・・・中をさっきの棒で突いて欲しい。
そんな悲しい衝動に駆られる。
羽根は体を捻りながら必死に耐えていた。だが下肢を襲う疼きは容赦なく羽根を追い詰めていく。
「あああ・・・おねがい・・です・・中を・・・」
羽根は遂に桧山にお願いしてしまった。
<「恋占い」レストランバーにて4へ続く>
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