後から来た可愛らしい少年と最初に案内してきた利発そうな少年
どちらもそれなりに色気を兼ね備えているが光長は体調も良くなったとは言い切れないし
何より自分が男を抱くなど考えたこともなかった。
2人をじっと見つめていると最初の少年が口を開いた。
「私は桔梗と言います。お客さんは私がお相手しますよ。とてもきれいな方だから私の好みだし」
するとその手を雅秀が引っ張った。
「決まり、桔梗、お前は俺が可愛がってやる。この男は今夜お前を満足させてやれねぇからな。そっちの子の名前は?」
雅秀の視線がもう一人のおとなしそうな子を見ると彼は顔を上げた。
「花梨です」
「花梨か可愛い名だ。お前は光長を楽しませてやってくれ」
「私はいらん!お前が一人で二人相手しろ!!」
光長は怒ってそう言い捨てる。
「おやおや、何をそんなに怒っているのやら・・・お客さん達もしかして・・・」
先程雅秀に無理矢理光長から引き離された腹いせとばかりに桔梗が意味深な視線を向けた。
雅秀は口元を上げて笑ったと思った瞬間に桔梗の着物をめくり上げた。
そのままむき出しになった尻を掴む。
「たかが色子の分際で良い覚悟だ。さてここでどれだけ楽しませてくれるかな」
桔梗の柔らかな尻を鷲づかみにして開くとのまだ何も準備していない蕾に人差し指を差し入れる。
「・・やぁっ・・いたぁ・・」
いきなり突き立てられて桔梗の端正な顔つきが歪んでいく。
光長は目を見開くいていると雅秀の視線がチラッと光長を見てから桔梗の良いところを見つめた。
まるで光長にそれを見せつけるように桔梗の尻に突き立てた指先を回す。
それだけで桔梗のそこは湿ってきたのか水音がいやらしく響き渡る。
「ああん・・・やぁ・・・んくっ・・ああ」
桔梗の声も次第に鼻にかかる甘えたものに変わっていった。
「はーん、お前は酷くされるのが好きなんだな。よーし楽しませてもらうぜ」
雅秀の言葉に光長はガクガクと体が震えだす。
畳に両手をつくと、隣の花梨がその体を支えてくれる。
「お客さん大丈夫?僕・・・じゅなくて私とあちらに行きましょうか?」
そう言って衝立の向こうに敷かれている赤い布団を示した。
光長は赤い布団を見て首を振る。
「いや」
雅秀が口元を上げて笑った。
<「蜜月」茶屋にて3へ続く>
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