まだ半分柔らかいそれを舌先で舐めあげると、僅かに反応した。
「ほう、ここも君に舐められることを喜んでいるみたいだね」
だが芳生のものは大きくなればなるほど花梨のものとは比べものにならないほどだった。
熱くたぎったそれは血管が浮き出して力強く上を向きはじめている。
光長が舌を這わせると芳生は光長の頭を押さえながら喉の奥までそれを突き入れた。
苦しさに涙を流す。まるで怒っているようにさえ感じられる乱暴な行為だった。
芳生は一方で足下にうつ伏せになり、腰を高く上げている花梨の尻に手を伸ばした。
何度もその尻をやわやわと揉むと花梨の腰が欲しがっているように左右に振られた。
光長は苦しそうに芳生の雄を口に咥えて涙目を向けていた。
「もういいでしょう」
芳生はようやく光長の口の中の楔を引き抜いた。
そして下でうつ伏せになっている花梨の双丘を割開くと赤く熟れた蕾にゆっくりと突き立てる。
「ああ・・うっ・・んん」
花梨が苦しいのか気持ちいいのかわからない声をあげた。
「さあ、花梨好きなだけ突き上げてあげますよ」
光長の目の前で芳生はその見事な楔を華奢な花梨の蕾に容赦なく埋めていく。
全てがすっぽりと治まると花梨の体を抱き上げて座った。
「ああん・・おくが」
花梨を自分の上で串刺したおかげで芳生の楔は花梨の体の奥まで突き上げているらしい。
花梨が涙を流しながら首を左右に振り続ける。
「ゆるして・・ああ・・だめ・・もう」
「今出したばかりだというのにまた出るなんて、花梨は淫乱ですね」
「ちがっ・・いや・・ああんん・・いい」
「どっちでしょう。まあいい、それならまたそれは光長くんに飲ませてあげましょう」
芳生はそう言って花梨の雄の先を光長の顔に向ける。
花梨を下から突き上げながら花梨の雄を掴んだ手を上下させた。
「ああん・・でる」
虚ろな意識の中で白い液体が顔にかけられた。
だか、光長は薬のせいでとめどなく続くうずきに腰をくねらせている。
普段であれば、泣きたくなるような屈辱的な光景なのにより高まっていく体をもてあます。
芳生はすぐに花梨を連れて席に戻ると、その体に舌を這わせた。
花梨は達ったばかりにも関わらず、下から突き上げられるとまた雄が回復していた。
花梨も薬が効いているらしい。目の前で突き上げられて気持ちよさそうに喘いでいる。
それに比べて、光長に与えられているのは淫らな形の張形だけ。
張形は動くことはしないので自ら何度も腰をこすりつけた。自分からする愚かな行為だと知りつつ拒めきれない。
「んん」
少し腰を振るといいところに届いた。
夢中で腰を上下すると、目の前では花梨の蕾に芳生が酒をたらしてそこに口をつけて吸っていた。
「あっ・・はん・・」
花梨も気持ちよさそうな潤んだ瞳で光長を見る。
光長はそれを見ながら何度も腰を上下した。
「あっ・・いっ・・」
そう言うと目の前に白く濁った蜜を飛ばした。
それは目の前に座っていた芳生の上に横たわる花梨の白い肌を汚した。
花梨の胸からしたたり落ちる白い滴がいやらしい。
それでも光長の体の火照りは静まることを知らなかった。
「もう・・・いやぁ・・・」
何度目かの精をはき出した後涙でぐちゃぐちゃの顔を上げながら
どろどろになった張形からずるりと抜き取った光長はまたしても芳生にカプセルを入れられた。
雄の先から出るはずの白い蜜はもう出し切ってしまい僅かに濡れる程度だが、透明の密だけは流れ続けて止まらなかった。
「こうしてみるとあなたは女みたいですね」
芳生は光長の痴態を見ながら飽きることもなく花梨を貫いている。
花梨も既にぐったりとしているが、人形のようになった花梨が芳生のお気に入りらしい。
花梨は従順に芳生に貫かれ気持ちよさげに啼いていた。
その姿を見せつけられて余計に興奮が冷めないのだった。
まるで地獄の責め苦のようだった。
<「弦月」再び郭部屋にて1へ続く>
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