それでも桔梗は楓から口を離そうとはしなかった。
「ん・・・んんん・・」
楓は四つん這いになっている桔梗の襦袢の裾から手を入れる。
何度かその割れ目を指先でなぞってから中心の蕾を探りあてると人差し指を埋め始めた。
「おや、熱いし絡みつくよ。」
「ん・・んぁ・・くふぅ・・」
桔梗は楓の雄を咥えながら腰を振る。
「お前は根っからの素質があるねぇ、始めててこんなになるとは驚いた」
そう言う楓の雄はすっかり硬く張りつめている。
楓も男だということに桔梗はぞくりとした。
「桔梗、お前が今口に入れているものがお前の可愛い蕾に入るところを想像してごらん」
楓は桔梗の着物の裾をめくり上げると桔梗の蕾を覗き込む。
「まだきれいなピンク色だ」
楓の指先がくるりと回されると桔梗の口から楓の雄が離れた。
「ああっ・・そこっ・やぁ・・」
すると楓は口元を上げた。
「桔梗のいいところ見つけた」
同じところに何度も指先で触れてくる。
「ああん・・だめぇ・・・やっ・・・もぅ・・はなして・・ああ・・いくっ」
桔梗の体がビクビクとしてやがて風呂場の木の床が白く染まった。
その体を両腕で抱きしめながら楓が桔梗の額に唇を押しあてる。
やがて桔梗の体の動きが止まると桔梗はその場にへたり込んで座っていた。
瞳だけが楓を捕らえてハッとする。
「あっ、どうしよう・・・私楓姉さんの手を汚してしまって」
しかし楓は桔梗が汚した指先を桔梗の口の前に持ってきた。
「お前がきれいにして」
桔梗は驚いて手拭いを拾って桶でゆすぐと楓の手を取った。
すると楓はその手をスッと引っ込めた。
「違うだろ、お前の舌できれいにするんだろ」
そう言われて桔梗は驚いて楓を見つめた。
自分の出してしまったものを舐めろと言うのか?そんなことできない・・・でも花梨も飲み込んでいた。その痕口づけた味はすごく不味かった。
その不味くて汚いものを舐めろと言われても桔梗にはなかなか踏ん切りがつかない。
「どうした?それどゃあ私に舐めろと言うのか」
楓の視線が桔梗の出したそれを見つめている。
そんなことはさせられない。おずおずと両手を伸ばすと桔梗は楓の手を取った。
そっと舌を出してペロッとそれを舐めるとなんとも言えない味が口に広がる。
一気に味を気にせずに舐め始めた。
しかし楓の指が思ったよりも美味しく感じる。
桔梗はなぜか楓の長くてきれいな指先をペロペロと犬のように舐め始めて止まらなくなっっていた。そんな桔梗を楓は黙って見つめている。
「ん?・・ああ」
もう片方の手が桔梗の濡れた襦袢の上に浮かび上がった乳首に触れた。
その上からでもジンと甘い痺れが体に広がっていく。
(ああ・・私は一体どうしてしまったんだろう?)
桔梗は急激に訪れている体の変化に戸惑うばかりだった。
<「桔梗」6へ続く>
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