アサドは後ろから何度も角度を変えながら立派な楔で貫いてきた。
カミールのきれいで艶っぽい声が部屋の外まで聞こえている。
多分近くの部屋の従者にはアサドのしていることがばれていたに違いない。
だが、アサドにはそんなことは動でも良かった。
このカミールが憎い。
「あなたさえいなければ・・・早くいなくなってください・・・そのためなら私は鬼にでもなりましょう」
「それって・・・嫉妬・・?ざぁん・・・ぇ・・んんん・・あぁぁっ」
カミールが口元を上げたところで、アサドが激しく突き上げた。
カミールの言葉があえぎに変わった。
冷たく堅い床の上についているカミールの両手は赤くなっている。
だが、アサドは冷酷にもその手を緩めようとはしない。
「さっさと出ていってくれませんか・・・」
アサドは一度カミールの中からその楔を引き抜くと、床に座り込んでいたカミールの唇に触れた。
涙をためたカミールの顔を覗き込見ながら親指で唇をなぞった。
「歌がうまいのは認めます。あなたの歌は人を拐かす危険な歌声・・・それなら私にも歌ってください・・ほらっ」
アサドは親指をカミールの唇からその中へ入れるとカミールは舌を出してアサドの親指を舐め始めた。
「んっ・・アサドの・・・ちょうだい・・」
いやらしく流し目を送る。
アサドはさっきまでカミールに入れていた楔をカミールの唇に押しつけた。
「いいでしょう。口だけでイかせてみてください」
その言葉にカミールは大きく口を開けてそれを口に含んだ。
カミールは割と大きな口をしていたが、アサドの立派な雄はとても収まりきれなかった。
一度口を離すと、アサドの花茎を横に咥えながら、上下に顔を動かす。
根元から先端へと唇と舌を使って音を立てながら舐め上げていく。
先のくびれのあたりまで来るとアサドの雄は期待していたようにビクンと反応した。
「なんぁんだ・・・感じてるんだ」
しかしアサドは表情を変えずにただカミールの顔を見下ろしてその前髪を掴んだ。
「早くすませてくれないと、疲れるんですが」
「まぁ、あせるなって・・・ひま、ふぐひひもちよふひへひゃふほ(今すぐに気持ちよくしてやるよ)」
カミールはニヤリと笑ってアサドの雄を咥えながらそう言った。
たっぷりと唾液で湿らせながら、アサドの雄の形をたどるように丁寧に舐め続けていた。
やがて全てを口に含みながら上下に頭を動かすと、ようやくアサドの表情が変わった。
「ひもひ、いひ?」
「まだだな、こんな程度じゃとても無理だな」
既にカミールの口は疲れていた。
「あなたが私に言い寄ったんですから、最後まで責任を持ってください」
アサドはカミールの前髪を掴んで顔を上向かせた。
片手でボタンの間から指先を滑り込ませてカミールの胸に触れた。
カミールがうっとりとした視線をアサドに向けるとアサドは乳首をつまみ上げた。
「んっくっ・・・くはぁっ・・・」
もう一度アサドの雄に唇を押しつけてパクッと口に含む。
懸命に頭を動かすと、ようやくアサドの雄の先から透明の蜜が溢れてきた。
だがやはり口だけでアサドをこれ以上追い詰めるのは無理だった。
カミールはぐったりと床に倒れ込んだ。
そこにいきなり生温かいものがかけられた。
ねっとりとしたそれは紛れもなくアサドが吐き出した性だ。
アサドに顔にそれをかけられたカミールが見上げると、アサドは自ら指先を巻き付けながら擦って達したようだった。
ねっとりとした蜜を顔にかけられたカミールがそれを舐め取っていく。
そのままアサドは部屋の奥へと消えていった。
カミールはそれを見ながらアサドのベッドに潜り込んだ。
「早く戻ってこい・・・」
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なぜか本命相手ではない鬼畜エロが好きです・・・