アサドはナジムの手首を掴むと眉間に皺を寄せる。
「ちよっときつすぎましたか?それともあなたが暴れすぎたのか、こんなに赤くなってしまいました」
アサドはナジムの手首を優しく撫でてから唇を押しあてた。
まだ薬の効き目が残った体はどんな行為でさえ刺激に繋がる。
ナジムはなるべく気づかれないよう体に力を入れるが、逆にその姿は痛々しいほど震えた。
アサドはわざとらしくナジムの肩に手を乗せると、耳元に口を寄せた。
「まだ欲しいなら、素直にそう言った方が早く楽になりますよ」
そんな囁きさえ、背筋から後ろがうずき出す
「あ・・・いっ・・・」
アサドは人差し指の先でアサドの乳首に触れた。
「こんなに堅く凝らせながら、何を我慢してるんですか?次はここだけてイけたりするんでしょ。はしたない王子様だ」
嘲るような瞳で見下ろされる。
だがアサドが何度も先端を擦るように触れるだけで少しずつ雄が堅くなっていく。
自由になった両手はアサドの手首を掴んでやめさせようとするが、その手を逆に捕まれてしまった。
「なっ・・」
アサドはナジムの手を操って自分の乳首を掴ませた。
ナジムは堅くなった小さな粒に両手で触れると、そこから下肢へとジンとした痺れが伝わった。
「いかがですか?すっかり起ち上がった乳首はちょっと触れるだけで気持ちいいんじゃないですか・・・」
耳元で囁くアサドは、まるでナジムを操っているようにナジムは逆らえなくなった。
「もっと強く摘んでみてください」
「・・・っ・・・くぁ・・」
ずっとうずいている後ろも既に熱い。
ナジムは乳首をくねくねといやらしく弄りはじめた。
「おや、淫らな子だ、そこが真っ赤に熟れているというのにまだ弄るのですか・・」
すごく嫌なのに、こんなの見られたくもないのに手が止まらない。
体中が乾いているかのように早く気持ちよくなりたい。
ナジムは片手を離すと自らの雄に手で触れようとする。
「あっ・・・や・・」
「いけません。乳首だけと言ったはずです」
アサドはその手をもう一度胸に戻した。
だが、下の疼きが止まらない。前だけじゃなく、後ろもヒクヒクとしていた。
「お・・ねが・・い・・・」
ナジムが小さく呟いた。アサドは少しだけ満足そうに微笑む。
「何です?口ではっきりと言ってください」
その言葉にナジムは口をつぐんだ。
そんなことを頼むくらいなら、乳首だけで・・・
と懸命に赤く熟れた果実に爪を立ててみた。
「あぁっ・・・んんん」
自分でも信じられないほど甲高い声が出る。
ヒクヒクと雄が動くのを見ながら、アサドを見るとアサドは小さくため息をついた。
「少しだけ手伝ってあげましょう」
「あんっ・・・うっ・・くっふっ・・んん」
アサドの唇がナジムの乳首に近づくと舌先がナジムの乳首を転がす。
湿ってヌメヌメとした感触にナジムは追い詰められていく。
「くっ・・んっっ・・・くっあっ」
ひたすら大きな声を上げたナジムはまた飛沫を飛ばす。
雄の先端がヒクヒクと白い蜜をはき出すのをアサドに見つめられてナジムは涙を流した。
まだ後ろの疼きは終わりそうにない・・・
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