ナジムの雄はまた堅くなっていた。
まるで自分だけが浅ましく興奮しているようで、本当に恥ずかしかった。
アサドの雄はまだ完全に堅くなってはいないようだ。
ナジムは自らアサドの下着に手をかけて、その中に手を入れるとアサドは瞳を見開いた。
それからすぐに意地の悪い瞳で見下ろしてきた。
「ほう、それもカマールに仕込まれたんですか?それなら私に奉仕してください。あなたの気が済むまで好きなようにすればいい。これが欲しいから一生懸命ですね。カマールにもそうして挿れてもらったんですか?」
淫らな言葉にナジムは今までの甘い感覚が一気に冷めていく。
「ちがっ・・うっん・・あっ」
しかしアサドの空いた手がナジムの乳首をつまみ上げてきてすぐに甘い声をあげてしまった。
ナジムはアサドの下着の中からまだ半起ち状態の雄を取り出すと口に含んで舌を使って舐めていく。
アサドの手がナジムの頭に添えられる。
アサドの雄は意外にもすぐに堅くなっていった。
だがナジムは懸命にアサドの雄を咥え続けた。
「なかなか上手ですね。私も少し良くなってきました・・・あなたもご自分で誘ってみてください」
アサドがナジムの顔をじっと見つめる。
ナジムは見つめられているだけで余計に体が熱くなった。
アサドに言われたとおりにアサドの雄を舐めながら体制をずらしながら、アサドの顔の方に自らの尻を向けると、おずおずと尻を上げた。
「ほう、私に舐めろとでもおっしゃるのですか?」
アサドが意地悪くナジムに尋ねる。
しかし、ナジムは左右に首を振った。
「ちがっ・・・ここが・・・僕のここから早く薬を掻き出して・・・ああっんん」
と空いた手で自ら尻の肉を掴むと蕾を開く。
「・・・っ・・・」
アサドが小さく息を飲む気配がした。
ナジムの頭を両手で掴んで自らの雄から離した。
「いいでしょう。お望み通り」
と等無の体を抱き上げた。
「あっ・・・やっ・・アサド!!」
アサドは自らの猛った楔の上からナジムの尻を落としていく。
「ひっ・・・あっんっ・・いやっぁぁ」
ナジムの蕾にアサドの熱い熱が突き刺さる。
ナジムは抱きかかえられたまま何度も首を振る。
「あんっ・・・ひゃぁぁぁ」
「そんなに嫌ですか?カマールにはあんなに従順に貫かせていたというのに」
めずらしく苛立たしげにアサドがナジムを貫いていく。
違う・・・そうじゃなくて、どうせ僕は身代わりで・・・本当のマラークの身代わりでしかないのだから・・・それなのに僕は勘違いしてしまいそうだから、今体の中に入ってきたアサドが熱くて・・・気持ちいいなんて・・・
ナジムの瞳は濡れていた。泣きながらアサドを受け入れていた。
ふと気がつくと頬に柔らかな感触があった。
アサドが唇でその涙を拭っていた。
「辛いか?それとも気持ちが良すぎるのか?」
アサドの声はいつになく優しく響く。
偽りの優しさ・・・
じゃあ、僕は・・・
ナジムは自ら腰を浮かせるとアサドの体の上で上下に動き出した。
「あっ・・んっ・・はん・・あんっ・・」
甘い声をもらしながらうっとりとした顔をしてアサドを見つめた。
「ふん、淫乱」
アサドの罵るような言葉に俯くと、その体を一度離されてベッドに横たえられた。
「まだまだ足りませんよ」
とアサドはナジムを見下ろした。
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