露わになった蕾をまじまじと見つめられて、ヒクヒクと反応する。
「ほう」
と嬉しそうに呟くとそこに自らの楔を固定した。
「さあ、もっと気持ちよくしてさしあげましょう。淫乱王子様」
アサドの猛った楔がもう一度ナジムの蕾に入れられる。
「ひゃぁっ」
強引に先端をねじ込まれるとナジムは声を漏らした。
自分から貫いたときとは違いアサドの楔はナジムの体の奥まで刺さってくる。
まるで心の奥まで抉られるようだった。
「どうです?まだあの男の感覚の方が上ですか?」
アサドはカマールのことを言っているらしい・・・ということはわかっていたが
奥まで抉りながらぴったりと体をくっつけて抱きしめてくるアサドに、苦しくて声を出すことさえままならなかった。
「あっ・・・はっ・・・」
「ふんっ・・あんな男に・・・どうしてあなたはそう簡単に許してしまったんです?やはり淫乱の血が騒いだのですか・・・けどまだ後ろはヴァージンだったはずです」
アサドは冷たい瞳で見下ろしてくる。
「あっ・・んっ・・ああっくっ・・・ふっ・・・」
そこで一度奥まで貫いていた楔をギリギリまで引き抜いてから、一気に貫く。
擦られた刺激でナジムはまた白い飛沫を飛ばす。
「またイきましたね・・・今日は出るものがなくなって血が出るくらいイってもらいましょう。そうすればきっとあの男のことなんか忘れます」
ビクビクと震える体に容赦なくアサドの楔が打ち込まれるとナジムは変な感覚におそわれて、アサドから逃げようとする。
「おや、どうしました?まだ逃がしませんよ」
アサドはナジムの足を掴むと片足を肩に担ぐようにした。
より深く抉られるような感覚にナジムは泣きながら首を振った。
「あっ・・だめぇ・・・やめっ・・え・・・あっ・・くっ」
「嘘ばっかり、こんなに浅ましく私を包み込んでいらっしゃるのに・・・」
とアサドは自らの太い雄を飲み込んで開ききっているナジムの蕾の隙間に人差し指を差し入れようと突いた。
「い・・あっぁぁぁ・・・こわれ・るぅぅぅぅ・・・やめぇぇぇ」
ナジムは泣き叫びながらアサドの下で抵抗する。
だが、片足を持ち上げられて上から押さえ込まれた格好では身動きも取れなかった。
なによりもアサドを深く飲み込んだ己の秘部が心を裏切っていた。
「まだまだ足りないのでしょう・・・さぁ・・どうです?」
アサドがゆっくりと捻るようにナジムの奥を抉る。
同時に指先も一緒に入れてくる。
それでも体の奥から浅ましくアサドを欲しがっている。
「くっ・・もっと落ち着かないと私が追い込まれそうです。あなたはどこまでも貪欲ですね。だからあの男も簡単にイってしまったんですね」
ゆっくりと体を前後に動かしながらナジムをなじり続ける。
そんなアサドも少し余裕がなくなってきている。
動きが少し速くなってきていた。
アサドは体制を変えるために一度抜く。
ナジムの体を俯せにさせて、両手と膝をベッドに付かせた。
「肩を枕につけて、こっちにそのいやらしい尻を突き出してください」
ナジムはその通りにすると、まるで期待するかのように、蕾の奥がひくついた。
同時に前も衰えることがなく中途半端に堅くなったまま先端から透明な蜜が糸をひいて垂れ続けていた。
ジュルジュルとアサドがナジムの雄に口をつけた。
その刺激で今度はアサドの口に性を吐き出した。
「ひっ・・やめっ・・・あっいやぁぁぁぁぁぁ」
すぐにアサドがナジムの後ろをまた貫く。
またしてもイったばかりのひくついた状態で後ろを抉られるとまた続けて蜜を吐き出すように雄の先端がピクピクした。
「ひぃぃぃ・・・あああんんん・・・いやぁぁぁぁ」
「すごい・・これじゃあ・・まるで・・」
アサドが余裕なく息を吐き出す。
ナジムの蕾はアサドの楔を飲み込みながらヒクヒクと痙攣していた。
もう何だかわからないほどアサドに翻弄され続けた。
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