じりじりと中の振動が立て続けにマラークを追い詰めていた。
さっきまでスティーヴンの口で既に堅く張りつめていた雄はすぐに飛沫を飛ばした。
それでも続く過激にごろごろと床の上を転がりながらマラークは少しでも楽になろうとしていた。
床の上で何かにぶつかった。
よく見るとスティーヴンの靴だった。
見上げるとスティーヴンが立っている。
「王子様、床なんか這っていると汚れますよ」
とマラークの両手首を掴んで立たせた。
「うっ・・あっあああ」
立っても下から出てくることもなく、振動は続いた。
「こっちも勃ってるぜ、堅くなっちゃって」
「んっ・・・」
乳首を指先で摘まれてジワリと痛みと同時にそこも痺れる。
ちょっと触れられただけでも全身が敏感に反応する。
「さわる・・なっ」
精一杯睨みつけてみたが、スティーヴンには余計に嬉しそうな顔をされた。
「いいよ。一切触らない。けどきっと自分から触ってくださいって言うよね」
唇が触れそうなほど顔を寄せた。
「いう・・か!・・はっ・・うっ・・」
マラークはそのまま両膝を床に着いた。
「はっ・・・あん・・・」
両手をついて懸命に体を震わせながら堪えるマラークをスティーヴンはしばらく見つめていた。
「ん・・・あっ・」
どんなに悶えてもどうすることもできない。
体の中から続く振動にマラークの雄はずっと天井を向いて先端から透明な液をだれ流し続けていた。
「提案があるんだが、王子様が口でしてくれるならそれを取ってやろうか」
スティーヴンはズボンの前を開いた。
マラークはプイッと顔を背ける。
スティーヴンはその頭を自らの股間に押しつける。
「もっと強くしてやろうか?」
もう片方でマラークの中に入れてあるバイブの電源を持ち上げた。
「ふあっ・・いぁ・・・」
一瞬強められてマラークは左右に首を振った。
「じゃあ・・・ほら、ちゃんと気持ち良くしたら解放してやる」
とマラークの目の前に雄を取り出した。
男のものなど舐められるはずがない。
どうしてこんな屈辱的なことができよう?
マラークはどんなに辛くてもそれだけはできないと首を左右に振り続けた。
スティーヴンに頭を押さえ込まれてスティーヴンの雄がマラークの顔に押しつけられる。
「やめ・・・ろ・・・わかっ・・たぁぁ。たのむ・・イかせて・・たのむ・・もうやめて」
どうしても男のものを口に入れるなんてできず、スティーヴンに頭を下げてイかせてくれるように懇願した。
スティーヴンはニヤリと笑う。
「まぁ、いいさ。いつか必ず自分からこれを口に咥えるときが来るはずだから、その時まで楽しみに取っておくさ。どれ尻をこっちに向けて」
スティーヴンの言葉にマラークは唇を噛みしめながらブルブルと震えるふっくらとした尻を高く持ち上げた。
スティーブンの手が数回撫でる。それから両方の肉を掴んでグイッと左右に開いた。
「はうっ・・・」
いきなり口をつけて球体が淹れられている蕾を舐めてそれを奥へ押しやった。
「なっ・・にを?!いゃあぁぁぁぁっ・・・くっふん・・」
急に全身が痺れるような激しい感じが起きた。
同時に前から白い蜜が噴き出す。
「ここ、性感帯らしいな。早すぎるぜ」
ピクピクと背中を震わせるマラークからようやくバイブを取り除いた。
「さぁて、もう一回ちゃんと言ってくれるよな」
マラークの背中から抱きかかえるようにしてその雨後を掴む。
「おねがいします・・・い・・れて・・くださ・・い」
「ああ、喜んで」
スティーヴンは満足そうにマラークの蕾に楔を突き立てた。
既に痺れていたそこはスティーブンの楔をすっぽりと飲み込んでいく。
「うっ・・・あああっ・・・」
だが今までの質量とはやはり違う。
しかも熱い。
熱に溶け出しそうな下腹部に何度も刺激を与えられて、ジワリと自らの雄までも反応し始めた。
それをスティーヴンに掴まれた。
「良い子だ王子様。必ず主人と一緒にいくことは重要だからな」
腰の律動にあわせてくちゃくちゃとスティーヴンの手の中で扱かれていく。
読了、お疲れ様でした。
web拍手をありがとうございます。
ちょっと長くなりましたが最後までいきませんでした。
続きは後日です。