萩之助は何度もビクビクと体を震わせながら
蜜をはき出した。
月余の瞳はなぜか扉付近の暗闇を見ている。
ふっと口元を上げて笑った月余に萩之助は両腕を伸ばした。
「月余・・様・・・今度はわたしが・・・」
月の光を宿した潤んだ瞳が月余をとらえる。
萩之助は月余の着物の裾を開いた。
月余のそこも既に熱を帯びていたがまだまだ萩之助の口に含むと入りきれるくらいだった。
「萩之助・・・」
かすれた声で呟かれて萩之助は腰を高く上げて月余の雄を口に含んだ。
萩之助の高く上げられた尻は扉の方を向いている。
「・・・ぁ・・・」
扉付近からわずかに声が聞こえてきたが夢中で月余の雄を舐めている萩之助には聞こえなかったようだ。高く上げた尻を動かしながら一生懸命月余に奉仕している。
月余は目を細めながら扉付近を見つめた。
「つくよ・・さま・・こん・・なに・・・ああ・・すご・」
萩之助は月余の起ち上がった雄を愛しそうに眺めている。
月余はそんな萩之助の高く上げられた尻の肉を
広げるとわざとらしく扉の方に向ける。
「・・・ああ・・」
扉付近の声が少しだけ高く上がった。
「誰かいるのです・・か・・・」
さすがに萩之助の耳にも届いたようだか、月余は萩之助の口に手をあてた。
「ああ、だが気にしなくてもあっちもお楽しみの最中だ。萩之助負けずにいい声で啼いてやれ」
「そんな・・あ、わたしのはずか・・しい・・ところが・・」
「もっと見せてやれ。俺がお前を愛でるところを」
「月余様・・・」
「さぁ、俺を受け入れておくれ萩之助」
「はい・・早く月余様がほしい・・」
「・・・」
月余は唇をかみしめて月余の口を自らの雄から引き離した。
一度体を離すと高く上げられた尻に自らの雄を突き立てる。
猛った楔が萩之のほころんだ蕾に埋められた。
「ああ・・・つくよ・・さまぁ・・お待ちして・・ました・・・」
月余の長い髪がハラリと萩之助の頬に触れる。
その姿は窓の隙間から入り込んだ月の光にくっきりと映し出されていた。
「ああ・・んんん・・・くぅ・・・」
入り口付近からも声を殺した鳴き声が響いていた。
<「密月」山小屋にて3へ続く>
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