羽根は潤んだ瞳で雫の顔を間近に見るとまたその唇を吸われた。
今度は深く舌を絡めとられて体の芯がうずき出す。
美波に見られている前も形を変えていくのがわかると恥ずかしくて両足を重ね合わせて懸命に隠そうとした。
だが雫はその足も自らの足で押さえ込む。
「見られて興奮するんだから、もっと開いて」
と耳元で囁く。
「いや・・・」
雫の足が羽根の足を絡めながら足を広げられると既に上を向いた羽根の雄はぴょこんと勢いよく飛び出した。
「かわいいじゃないか。ここも、それからこっちも」
と雫は片手で羽根の足の付け根から雄をたどってそのまま袋の後ろに指先が触れた。
それだけでヒクリと蕾が動くのがわかる。
「あっ・・・」
羽根が甘い声を洩らすと目の前にいた美波がニッコリと微笑んでいた。
こんなきれいな人の前で俺こんなに恥ずかしいのに、すごく興奮する。体が火照って雫に触れられた後ろがはしたなく収縮していく。
「羽根よく見せてあげて」
雫が耳元でまた囁きながら羽根の足を開かせたまま膝を立たせる。
これじゃあ正面に座っている美波さんから羽根の一番恥ずかしくて、一番溶けろそうに熱くなっているところが丸見えだ。いやらしくヒクついているところまで見られそうですごく恥ずかしい。
羽根は真っ赤になったまま視線を落として俯いた。
雫は羽根の背中から羽交い締めのような体勢で羽根の蕾に指先を挿入してきた。
「んっ・・やぁっ・・・」
美波に貪欲に欲しがるところを見られたくなくて俯いたままイヤイヤと首を振る。
「本当に可愛い人ですね」
美波の美しい声が近づいてきた。
「お、一緒に羽根に触れたくなったか?」
雫の口元がいじ悪く持ち上げられる気配がする。
「ええ、私も触れてもいいですか?」
「って言ってるけど、羽根どうする?」
と雫はそのまま羽根の頬に手を添えて顔を美波の方に向けられた。
雫とはまた違った儚いような美しさを持つ美波の潤んだ瞳に吸い込まれそうな錯覚に陥った。羽根は無意識に頷いていた。美波はそれを見て花がほころぶような笑顔を浮かべる。
「嬉しい」
「あ、でも勝手にあちこち弄るなよ」
雫は一応美波に釘を刺した。美波はただ微笑んでいた。
「あっ・・・」
そんな美波のきれいな指先が羽根の蕾に触れてきて、ヒヤリと冷たい指先に羽根の蕾はキュッと収縮した。
「ほう」
雫は両手を羽根の胸へと移動させて差の先端で尖っていた乳首を摘んでは転がした。
唇も寄せながらそこに吸い付く。
「あうっ・・・」
美波は雫の手が退けられるとその指先をゆっくり第2関節まで沈めてきた。
「ゆっくりほぐしてあげますよ」
美しい顔で美しい声でそう言われると羽根は余計に体が熱くなり、美波の指先との体温の差を体で感じていく。それがやけに心地良いと感じてしまう自分はやはりおかしいのだろうか・・・
<「恋占い」美波の家にて6へ続く>
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