一体どうしてここまでして雫に逆らえないのかその理由はわからないが、雫の目を盗んでは羽根を抱いたことはあった。
だが、そんなことは雫は全てお見通しだった。
その腹いせなのか仕返しなのか、雫は朱鳥には冷たかった。
朱鳥も羽根の蕾を舐めながらその顔を上げて体勢を動かした。
羽根の中に入れてその快楽を感じても出すことが許されない苦痛を強いられている。
一方羽根は朱鳥の雄の先につけられた異物毎入れられることへの恐怖に顔を強ばらせていた。そんなの壊れる・・・
「こわい・・いや・・ねぇ・・しずく許して・・おねがい」
雫の顔を見つめながらポロポロと涙を溢した。
雫は羽根の頬に触れてその唇に濃厚な口づけ与えると片手で朱鳥に合図した。
朱鳥が羽根の足を掴んで片方を肩に担いだ。
ゆっくりと朱鳥の先端が羽根の赤く熟れた蕾へと入ってくる。
「いやぁ・・やめて・・ああああ」
羽根はまだ泣いている。雫は口づけながら
「いけない子にはたっぷりお仕置きしないと・・・だから朱鳥にも一緒に苦しんでもらおうね」
キラリと光る鋭い瞳は羽根に与えている口づけとは全く違う。
羽根の体に朱鳥の雄が入ってくるとそこにはめられているものが羽根の中をかき乱していく。これまでに味わったことがないほどの快楽が羽根の全身を襲ってくる。
たった今達しているのに羽根の雄はまた硬くなって天井を向いている。
雫はそれに気づいて羽根の雄の先端に人差し指でこね回した。
ヌルヌルとした指の動きでまたそこから先走りが溢れていることに気がついた。
朱鳥が中を掻き回すように動かすと羽根はあっけなくビクビクと全身を揺らした。
朱鳥が辛そうに赤くなった顔を歪めながら小さく声を洩らしていた。
「あっ・・はっ・・くっん・・」
「あああああっ・・・んんんんっっ」
2人の声が激しく絡み合うのを雫は笑って見つめている。
羽根の顔を手で拭いながら何度も口づけた。
「ステキだよ羽根、これまでこんな顔見たことがない。そんなに朱鳥のはいいの?ちょっとくやしいな・・・俺も入れていい?羽根2本も咥えられるかな?」
その言葉に羽根は何回もかぶりを振る。
「いやぁぁぁぁっ・・やめっ・・ええんん」
子供のように泣き叫びながら雫にしがみつく。
だが雫はさすがに無理だとおもったらしく人差し指だけ一本入れた。
「ひゃぁぁぁぁ・・・しず・・しぬぅぅぅ」
「死ぬほど気持ちいいってこういうことだね。いいね羽根」
雫は何度も羽根にキスをした。
一方朱鳥はイくことも許されず懸命に汗をかきながら羽根の中を貪っている。
パンパンにはち切れそうな雄が痛々しいほどだったがおかげて羽根は気持ちよがって死にそうだった。
雫がようやく朱鳥の輪を外すと噴水のように噴き出した朱鳥の飛沫に3にんは白く染まる。
朱鳥はめずらしく顔を歪めて声を上げて達した。
と、同時に朱鳥の後ろから急に雫が楔を突き立てた。
「やめってください」
慌てて振り返った顔に雫はにっこりと微笑んで口づけた。
一体この人は何を考えてるんだ・・・だが朱鳥は今まで味わったことのない痛みと同時に快楽が溢れだしていた。
<「恋占い」監禁部屋にて11へ続く>
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