羽根の尻の肉を開かせて片手で持っていたはり型をその中心にあててグイッと入れる。
「うっ・・いたっ・・・」
いきなり慣らされてもいない蕾に硬いはり型を押し込まれて、羽根は声を洩らした。
だが山田は容赦なくその手を押し込んでくる。
「ひっ・・いや・・・やぁぁ・・・」
雄と同じように先端が丸くなっているそれはいきなり羽根の蕾を押し開いてくる。
ミシリという音が聞こえそうなほど強引に割って入ってきた。
「やめて・・おねがい・・・やまださん・・」
羽根は涙を流しながら山田の名前を呼ぶと、逆に山田は喜んだ。
「羽根、もっと呼んで、ああそうだ一郎って呼んで」
ニヤリと笑いながら手の先に持ったはり型を少しだけ回す。
「んんん・・・いやぁ・・・いち・・ろ」
羽根は首を左右に振っていた。
「泣いた顔も可愛いなお前。お前そんな顔とこんな体でどうしてやめられるよえっ?」
と手にしているはり型をグイッと奥に入れた。
「ひっ・・・う・・んんん」
「だってここうまそうにどんどん飲み込んでんぜ。ほらほら」
と山田ははり型を奥まで入れてそのまま動かす。
「ああっ・・いやぁぁぁぁ」
ぐちゅくぢゅという湿った音が響いている。
羽根の雄から透明の液体がツーッと床に糸のように流れ出している。
それを片手ですくい取りながら山田は羽根の雄には触れなかった。
後ろから何度もはり型で掻き回されるとビクンと羽根の雄は反応を繰り返した。
刺激を待っているように垂れ流された液体は床にシミをつけていく。
「ああ・・いや・・もう・・・ゆるして・・・ああんんやまだ・・さん」
「一郎だって」はり型を出したり入れたりしながら羽根の蕾をじっと見つめる山田は
崩れ落ちそうになる羽根の足を何度も立たせている。
「もう・・・ゆるして・・いちろう」
羽根の瞳からは涙が流れ続けている。
山田はそんな羽根の尻を掴んだ。
「じゃあそろそろもっといいものやるからな」
次に何をされるのかは容易にわかっていた。それならそれで早く済ませてくれればそれで終わる。羽根はどこか覚めた感情を山田に向けていた。
だが山田は羽根の蕾からはり型を抜いて尻の肉を開いたまま動こうとしない。
見られているだけでもその行為に興奮した羽根の雄からははしたなく涎が流れ続けている。
どうしたのかと羽根が小間だの顔を振り返ると彼は羽根の顔を見て
「して欲しかったら自分から言わないと」などと言った。
恥ずかしい言葉を言わない限りこの男はずっとこのままいるつもりらしい。
ここに来てから既に数時間が過ぎている。
あまり遅い時間になればきっと監視員が見回りに来る。
そうすればこの姿を見られてしまう。これ以上こんな姿を誰にも見られたくはない。
羽根は意を決して言葉を紡ぎ出した。
「いちろうのをいれて・・ください」
「ふーんどこに?」
「ここ」「ここって?」
「おしりの・・あな」
「羽根はいやらしい子だね。お尻の穴に入れて欲しいなんて言うんだ」
言わせておきながら罵る山田はそれでも羽根の手首を拘束しているロープを解こうとはしなかった。
「自分で入れていいよ羽根」
羽根の下に座って雄を突き出す山田はその上に羽根に座れと言った。
まだ羽根にとってく屈辱的な時間は続いていた。
<「恋占い」書庫にて5へ続く>
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