入り気がつけば半分以上中へ出し入れしていた。
クチュクチュと水音が響くのは雄の先から流れ出している先走りの蜜が雄の花茎を流れながら蕾を湿らせているからだった。
少し前に入れられた山田の太くて硬い雄を想像すると物足りなさを感じるがそれでも羽根は懸命に終わらせようとしていた。
「んっ・・はっ・・あっくっ・・」
ようやく達しそうになり声を発したところで急に車のドアが開かれた。
「えっ・・ああっくっふっ」
羽根は止めることが出来ずに同時に飛沫を吐き出した。
ドアを開いた男がいきなり羽根の唇を塞ぐ。
あ、俺この唇知ってる・・・気持ちいい・・・
「挿れてください」
羽根が口づけてきた男にそう言うと男の口元が上がった。
「いいぜ」
男は駐車場の照明を背にしているため顔がよく見えない。
だがこの声、仕草、コロンの香りは忘れるはずはない。
「雫さん・・」
両腕を伸ばして男の背中に抱きつくと、彼は羽根が座っていたシートのリクライニングを倒した。
羽根の上に覆い被さりむき出しのふっくらした腰のあたりを数回なで上げた。
「んっ・・はっあ・・」
「まだいったばかりのくせに・・・」
羽根がまき散らした蜜をすくい上げて腰から太股の隙間へと指先を滑らせた。
「ああっ・・しずく・・」
触れられているのが雫だというだけで羽根の体は熱くなる。
さんざん山田に嬲られた蕾に触れて雫の眉間にシワが寄った。
「ずいぶんと欲しがったみたいだな。だから外へは出るなと言ったのに・・・」
唇を噛みしめながら強引に羽根の唇を塞いできた。
口の中を犯されているようにさえ思えるほど雫のキスは官能的で羽根は酔ったようにぐったりと体をシートに埋めていた。
「んっ・・・ふっ・・・」
同時に羽根の足の間から雫の楔が押しあてられた。
グイッと強引にねじ込まれると、羽根の全身は喜びに震えた。
体の奥から熱く溶け出して雫の中へ流れ込んでいくようだ。
更に奥まで楔が押し込まれると、羽根は自ら雫と体勢を逆にしようと体を横にずらす。
そんな羽根の意図を察して雫も自分がシートに背をまかせた。
羽根は跨るように雫の腰の上に乗って前後に腰を揺すった。
すると接続部分からじんわりと快感が続く。
羽根は気持ちよくて小刻みに腰を揺すりだした。
「お前・・・っ」
雫はそんな羽根を下から見つめながらその頬に手を添えた。
「いくっぅぅぅぅ!」
羽根は長く叫びながら雫の上でビクビクと痙攣するように体を震わせながら、雫の顔まで飛沫を飛ばした。
雫は口元を上げてから、達したばかりの羽根の腰を両手で掴んで何度も突き落とした。
「ひっ・・やっ・・あっ・・へん・・ああ」
達したばかりでまだ中が疼いたまま動かされて羽根は両手で雫から逃れたくて暴れるが、埋め込まれている楔から逃れることは許されなかった。
そのまま何回も突き刺されて雫の楔から羽根の中にじわりと蜜が吐き出されるまで続いた。
<「恋占い」営業車両にて5へ続く>
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