自由な足がバタンバタンと暴れるくらいでどうすることさえできない。
羽根はじっと朱鳥を見つめた。
「ねぇ、してよ」
朱鳥はじっと羽根を見つめている。
「お願い、どこでもいいから触って・・・」
それでも朱鳥は動かなかった。
羽根は片足を持ち上げて朱鳥に見えるように開いてみた。
ヒクヒクとする蕾が朱鳥にみえているはず。
するとまた朱鳥が近づく気配がした。
「もうこんなだよ、ねぇ、俺に入れて・・・」
言いたくもない言葉は薬が言わせているんだと思いたかった。
それにこんな恥ずかしい格好まで・・・
「あなたに入れていいのは雫さまだけです」
さんざんしたくせに今更何を聖人ぶるのかと羽根は朱鳥を見つめる。
朱鳥はポケットから何やら取り出した。
「あっ・・・」
羽根はそれを見て少しだけ顔が赤くなった。
こんなもので満たせというのだろうか?
小さな球状にコードが付いたローターが羽根の足下に置かれた。
足一本でこれをどうにか出来るはずもない。
「入れて・・・これでいいから・・・早く」
羽根は泣きながら朱鳥に頼んだ。朱鳥はそれを手に取ると羽根が足を開くのを待つ。
羽根が朱鳥の前で横を向いて腰を突き出すと後ろからそれをズプリと埋め込んだ。
「あ・・・はぁ・・・ん・・」
羽根は気持ちよさそうな声をあげた。スイッチは自らの足でも操作できる。
羽根はスイッチを入れた。
熱く疼く蕾の内側が少しだけ満たされていく。
その瞬間張りつめていた雄の先から白い飛沫が飛び散った。
「ああんんんんっいあっ」
羽根はようやく達することができて何度もビクビクと体を痙攣させた。
だが、達したばかりだというのにその欲望は渇くことを知らなかった。
それどころか更に体の奥が疼く。
「ひっ・・・すちょ・・・いれてぇぇぇ」
バタバタと足を揺らしていると中に入れたローターが飛び出してしまう。
だが朱鳥は動こうとはしなかった。
ただ泣いている羽根を朱鳥は座って見ていた。
羽根が大きく体を動かしながら俯せて自らの雄の近くにローターを置いた。
そのままスイッチを入れるとブルブルと羽根の雄に振動が加わる。
「もっとぉぉ・・・してぇぇぇ・」
全然足りない。
羽根は体中の熱に対する割合が10程度も満たされていないことに体を揺らしてジャラジャラと鎖を鳴らしながら朱鳥を呼ぶ。
しばらくすると朱鳥のため息が聞こえた。
それから朱鳥は携帯電話を取り出した。
<「恋占い」占いの館にて7へ続く>
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