雫が硬い雄を羽根の尻に押しつけた。
それは熱くて目眩がしそうな程、今は欲しいものだった。
羽根は何も言わずに強請るような顔を雫に向けた。
雫は口元を上げて笑う。
「まだ我慢するなら俺も付き合うけどな」
やはり羽根が妥協するまではする気はないらしい。
そうしている間にも羽根の中はムズムズとした疼きが激しくなっていく。
その猛った鋭いものを自ら差し入れたい。
そう思うと羽根は無意識に自ら足を開いた。
雫は黙って見つめている。
仰向けになった雫の上で羽根は足を開いて跨った。
「とうとう欲しくなったらしてな」
雫はニヤリと口元を上げた。
雫のその脈打つほどの剛直を掴むと欲望を抑えきれなくなった。
先端に蕾を押しつけると一気に腰を落とす。
「ああああっんんんんぅ」
甘い声を吐き出しながら気持ちよさそうな顔で天井を向いた。
自分の体の中が雫の雄に絡みつくのがわかった。
薬のせいとはいえ、浅ましく自分から雫に跨ってその雄を貪るなど・・・
だが、体は気持ちとは裏腹に更に欲望をむき出しにする。
羽根は少しずつ腰を浮かせては沈ませて上限に腰を動かして雫をより一層奥まで感じていた。
「はんっ・・う・・あっああ」
その都度吐き出す甘い吐息に雫は満足したようだった。
羽根の中で一回り大きくなる。
雫の気持ちよさそうな顔をよく見ようと両手で羽根の頭を掴んでじっと見つめる。
そんなに見つめられると恥ずかしいのに、それでも尚更下が雫を感じてもっともっと激しく動きたくなる。
気づくと羽根はベッドを揺らすほど激しく自らの蕾を雫の体に打ち付けていた。
パンパンと肉がぶつかり合う音が響き渡ると、余計に体は喜んだ。
そのうち雫の手が羽根の上下する尻に回された。
中と外から雫を感じて今にも弾けそうになると雫の形の良い唇が羽根の唇に重ねられた。
口の中に雫の舌を感じると羽根は雫の腹に白濁とした蜜を飛ばした。
「んっ・・くうんんんん」
口づけされたまま羽根は気持ちよく体を何度もビクビクと痙攣させながら達すると、雫は羽根をシーツに押さえ込む
「じゃあ俺の番」
そう呟いて達した羽根の蜜を雄に絡みつけてから一気に貫いた。
「ひっ!いゃっ・・あっ・・ああああっぁっ」
いったばかりでヒクヒクする蕾の中に一気に楔を貫かれて羽根は体中に力を入れた。
「よく閉まるじゃねぇか」
雫は満足したようにもう一度羽根の体の中を剔っていく。
羽根の中はそんな雫を喜んで迎え入れる。
浅ましく飲み込むと包み込んで離さない。
雫は強く突き上げてから羽根の中に蜜を注ぎ込んだ。
その蜜で羽根の中の薬はすっかり消えたのかようやく落ち着いた。
<「恋占い」恋占い1へ続く>
にほんブログ村
読了、お疲れさまでした。
web拍手をありがとうございます。
PR