芳生はそれだけ言ってその場を離れると雅秀は花梨に手を伸ばした。
いきなり花梨の胸元を勢いよく開くと白く華奢に胸が照明に浮かび上がった。
「あっ」と花梨が小さな声を洩らして前をかき合わせようとするがその手首を雅秀は掴んで客前にその白い素肌を見せた。
「おお」
男達は目の前に現れたきめ細やかな白い肌に期待の声を洩らす。
雅秀はわざと男達に見せつけるように長く舌を伸ばして花梨の胸の飾りをねっとりと舐め始めた。
「うっ」
目隠しをされている花梨はうめき声を上げ、何度も舐められているうちに赤くふっくらとして先がツンと芯を持ち始める。
雅秀は今度はまだ触れられていないもう一方に移動して交互に舌を這わせた。
わざと男達に見せつけるように舌を尖らせてその先端だけで花梨の乳首の先を転がした。
花梨は次第に気持ちよくなってきたのか雅秀の押さえ込む腕にすがりついた。
その様子を見ていた光長はなぜか落ち着かなくなっていた。
部屋中にピチャピチャという淫らな音が響いてくると、誰もが黙ってそれを見入っている。
だがそのうちひとりが「下を開いて見せろ」と注文を出すと口々に「そうだ」と言うヤジが飛ぶ。
「やっ」
花梨はイヤイヤと首を左右に振るが、雅秀は華奢な花梨の体を軽々と抱き上げた。
花梨を自らの膝の上に乗せると緋襦袢に隠されていた白い太ももを両手で掴んだ。
「ああやぁぁ」
花梨の声と同時にその両足が男達の前で開かれると男達は固唾を飲んで前のめりになった。
光長は思わず目を逸らす。するといつの間にか横に座っていた芳生の手が光長の頬を掴んで正面に向けた。
「せっかくですからここでいくのはどうですか?」
光長は両目を見開いて芳生を見つめていた。
「あれを見て興奮していくか、それともあなたも彼に相手をしてもらうか、方法はいくらでもありますよ。ああそうだここにいらっしゃるお客さんにお願いする方法もありますね」
芳生はとても楽しそうにそんなことを言っていた。
(この男はやはり鬼だ・・・)
「んあっ」
光長を戒めている輪が振動を始めて光長はイスの上で足を振るわせた。
「くっ」
その上に芳生は指先で触れた。
「おや、かなりシミをつくってますね。」
「やめろ」
光長が低く呟くが芳生の瞳は正面の花梨と光長を交互に眺めては微笑んだ。
「楽しい晩ですね。まだ終わるには早すぎますから、あなたもせいぜい頑張ってください」
そう言ってやっと振動を止めた。
光長が顔を上げると花梨の口に雅秀の雄が入れられていた。
花梨は客席に背中を向けて四つん這いになっている。
高く上げられた尻の部分の襦袢がめくり上げられて、ふっくらとした柔らかそうな尻が露わになっていた。
男達は花梨の口元と尻に釘付けになっていた。
<「弦月」客間にて4へ続く>
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