背広を脱がされた状態で固いテーブルに押しつけると雅秀は光長のネクタイを引き抜いた。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[0回]
自らも背広とネクタイを外す。
光長のシャツのボタンを全て外し終えると下着の中に冷たい指先を這わせた。
ヒヤリとした指先が素肌に触れてビクリと体を震わせた。
何度も同じ事をしていても場所が場所だとまた新たな緊張感で気持ちが高揚する。
光長の体はもう自分の意志とは別のところにある。
「お前はこんな風にどこでも、相手が誰でも興奮するんだよな」
否定できないかもしれない。雅秀に慣らされたせいでどんな場所でも体が反応する。
触れられればそれに答えるようにツンと芯をもつ乳首や体の奥からじわじわと広がる予感に反応する下腹部。
テーブルの上で覗き込む雅秀から視線を逸らした。
「なんだ俺に飽きたのか?」
雅秀が意地悪くそんなことを言う。それは違う。慌てて首を左右に振りながら
「違う」と言う唇は思い切り雅秀の唇に塞がれていた。
荒々しいキス。ついさっきの官能的なそれとは違う奪うような口づけ。
同時に暴かれた恥ずかしい部分に容赦なく雅秀の指先が滑り込んでくる。
雄を握り込むと強く擦り上げてくる。
光長は大きな声をあげそうになったのを懸命にこらえた。
すると今度はもう片方の手が後ろに触れた。
「なんだお前・・・」
雅秀にため息混じりにそう言われて酷く傷つく。それだも体だけは欲しがっているのか・・・きっとそう言いたかったに違いない。ずくに多あえられた指先は乱暴に光長の中を掻き回す。
「ん・・ふっ・・・」
懸命に声を殺していたが知り尽くしている雅秀の指先が光長の一番感じる場所に触れた。
「ああっ!」
大きな声を出してから口を塞いで目を閉じた。すると余計に雅秀の指の動きがリアルに伝わってくる。光長は体をくねくねとテーブルの上で動かしていた。
ドンッ!雅秀の片膝がテーブルの上に音を立てて乗せられた。
目を開いた光長の目に雅秀のむき出しになった凶器のような雄が映し出された。
雅秀が覆い被さって蕾をそれで貫いてくると、光長は自ら手で口を塞いだ。
これで雅秀が信用してくれるのならいくらだって声を我慢する。
「なあ、お前本当はあそこでのことが忘れられなくて、もう一度行くんじゃねぇよな」
雅秀らしくない不安そうな言葉。
だが、光長は雅秀に貫かれてそれに対する返事ができない。
手で押さえている口を離してしまったら、きっと大きな声をあげてしまう。
だから首だけで頷いた。ところが雅秀にはそれでは足りなかったらしい。
光長を貫いたまま抱きかかえて立ち上がった。
「うっ・・・」
全体重がかかって更に体の奥で雅秀を感じて思わず声をあげそうになるのをこらえた。
「んっ・・んん」
懸命にこらえながら瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。
「泣くほど気持ちいい?俺もすげぇ・・・何かイきそう」
雅秀も何度か腰を揺らしながら顔を紅潮させていた。
もう達してしまいそうで首を左右に振るとその唇を塞がれた。
同時に体の中に雅秀の蜜が流れ込む。自らも噴き出しそうな蜜で雅秀の服を汚しそうになり、自分の脱いだ下着を掴んで押さえ込んだ。
雅秀が引き抜くと中からとろりと蜜が流れ出した。
それも汚れた下着で拭き取った。
「今日一日お前ノーパンだな」
雅秀の言葉に少しだけホッとする。さっきのはいつもの戯れ言ならいい・・・
心おきなく出張に行ける。
光長は下着を着ないでスラックスをはいた。
<「弦月」再び商家にて1へ続く>
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