やっと下車駅に到着すると、光長は男を振り切って電車を降りた。
※ここからは18歳以上の方のみどうぞ
[4回]
混み合うホームを早足で抜けていく。
改札を抜けて駅の階段を昇りながらやっと男をまいたと思ってほっとしていた。
ほっとすると急に自らの昂ぶりと気持ち悪さでトイレに行きたくなってきた。
光長は駅にはステーションビルがあり、幸いそのトイレならば明るいので襲われることもないと思った。
中から丁度人が出てきてそのままドアを開けて光長は凍り付いた。
なんと鏡の前に先程の男が立っていたのだ。
光長は慌てて飛び出そうとして、その手を簡単に掴まれてしまった。
「おっと、待っていたぜ」
男は最初から光長がここに来ることを予想していたようだった。
光長の腕を引っ張ると個室に引きずり込んでいく。
そんなところに入ってしまったら終わりだ・・・
光長は必死で抵抗して逃げだそうとするが、男はそんな光長の腹に一発パンチを入れてきた。
光長は一瞬呼吸を失うほどのダメージを受けて崩れ落ちた。
男は口元を上げて個室へ引きずり込むと鍵をかけた。
光長はこの瞬間諦めた。
(まさかこんなことになるなんて・・・・)
この男は常習犯なのだろうか、やけに手際が良くことを進めていく。
光長はすぐにネクタイを抜かれると両腕を縛られる。光長の着ていたジャケットのポケットからハンカチを取り出すとそれを口にねじ込む。ベルトは外されて下着毎スラックスを脱がされた。そして男が光長の体の中に入ってくるまでには時間はかからなかった。
いきなりいきりたつ男の雄が光長の蕾にねじ込まれると、あまりの衝撃に瞳を見開いた。
大きな声が出そうになるのを必死にこらえながら、何度も気を失いそうになる。
男はわざと光長の雄を擦ったり袋を揉んだりして光長の反応を見て楽しんでいる。
そんな行為でじわじわと別の感覚が生まれ始めてくる感じを首を振って否定した。
光長の瞳からは無意識に涙が流れ続けていた。
今まで感じたこともないような強烈な痛みの中からほのかに感じ始めたうずきは決して認めたくはない。
首を左右に振りながら男のものを受け入れた。
男はよほど気持ちが良かったのか、何度も角度を変えながら自らの雄を光長に突き立てた。
最後に男は白濁した欲望の蜜をトイレの便器に出す。
これでやっと解放されると思った光長に男は光長の雄を口に含んだ。
「・・・?!」
その動きのうまさに光長は不覚にも絶頂を迎えるとガクガクと体を震わせながらその蜜を男の口に吐き出した。
ごくんと喉を鳴らして男が光長の蜜を飲み込むと、ようやくその行為は終了した。
光長にはとても長い時間に感じられたがそれは15分くらいの出来事だった。
「お前すごい才能あるぜ」
男が最後に光長の耳元で囁くと扉を開けて出て行った。
光長は呆然と狭い個室の天井を見つめていた。
自らの臀部に手を回すとその痕跡が僅かな血となって現れている。
「くっ・・・くそう・・」
肩を振るわせながら唇を噛みしめて声を殺して泣いていた。
<「弦月」ステーションビルにて2へ続く>
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