人差し指で雄の先端をツーッとたどりながら優翔が囁く。
顔から火が出てきそうなほど恥ずかしかった。
でも雄が余計に反応してしまう。
どうしてだろう?恥ずかしいのにこんなに硬く張りつめていく・・・
優翔の人差し指は意地悪く月深の雄の形を確かめるようにゆっくりと這っていく。
「あっ・・んん」
くびれの周りをぐるんと一周たどられて裏側にたどり着いたところで裏筋をなぞられると甘い声が漏れていく。
「あ、ここ気持ちいいんだ。俺と一緒だね」
子供のようにそんなことを言われると安心してしまう。
更に甘い声が口から漏れた。
「今月深の一番いいところ探しているんだ。その方が月深をいつも気持ちよくしてあげられるだろ」
優翔の囁きはどこまでも優しかった。
両腕を優翔の首に巻き付けた。
「月深」
と唇を塞がれて自ら舌を絡ませた。
こうしてキスをするのが一番気持ちいいって優翔は気づいてくれるかな?
月深の慣れないキスにいつの間にか優翔が主導権を握っていた。
けど、優翔はキスがうまいな・・・誰にでもこんな風にするのかな?
商売上・・・
月深の胸がチクリと痛む。
そんなの嫌だ・・・俺だけ独占したい。
だから上手になってきっと優翔が俺以外抱けないようになればいい。
月深はこんなところでも負けたくはなかった。
唇を離すと優翔のズボンの前を開いて雄に触れる。
「月深?」
優翔がキラキラした瞳で見つめる中まだ半分だけしか硬くなっていない状態の雄をパクンと口の中に納めた。
「や、おい、奉仕するのは俺だぞ!!」
慌てる優翔の顔を見上げて
「らって・・ゆうともひもひよくらってほひい」
「うわぁ!咥えたまましゃべんなバカ!!」
と優翔が赤い顔をした。
チュパチュパと水音だけがして月深が懸命に優翔の雄を舐めていた。
優翔は月深の髪をかき分けながらその顔をじっと見つめている。
時折ドクンと優翔の雄が大きくなるのを月深は愛しいと感じていた。
人の雄を舐めて更にそれが愛しいと思える日が来ようとは思わなかった。
もしもこんな場面を太陽が見たら、優翔は殺されるに違いない。
ちょっと恐いけどスリリングな関係も悪くはない。
月深は慣れない舌使いで優翔の誘導通り素直に奉仕した。
おかけで優翔の雄は硬くなり、先端から蜜を溢れさせている。
「もういい・・・」
優翔が月深の肩を離して潤んだ瞳で顔を近づけてきた。
また舌を絡め合う。
<「更待月」月の石15へ続く>
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