カマールが口笛を吹いた。
開かれた足の間でナジムの雄が形を変えはじめている。
見られているだけで徐々に天井を向いていく。
「見ないで・・」
顔をそむけるとカマールは微笑んだ。
「いつまでも可愛いねぇ~なぁ、アサド」
とアサドを見た。
だがアサドはそれには返事をせずにナジムを睨んでいた。
「私はご自分でなさってくださいと申し上げています」
強い口調にビクッと体を震わせながら腰を浮かせた。
カマールはふたりの顔を見合わせながら一歩前に出る。
「何なら俺がしてやるっても良いけど?」
するとアサドがすごい勢いでカマールを睨みつけた。
「外野は黙ってます・・・」
カマールはまた後ろに下がっておとなしく椅子に座った。
「さぁ、何をしているんですか?私の言っていることが聞こえませんか?」
ナジムは顔を上げてアサドを見た。
その瞳は色っぽく潤んでいる。
「そんな顔で私を見て煽らせようって考えていらっしゃるのですか。全くあなたというお方は・・・」
アサドはため息混じりにそう言ったがナジムから体を離すとソファーに座った。
「さぁ、ご自分でお好きなようになさってください。あなた次第で私も手を貸してあげるかもしれません」
アサドはどこまでも意地の悪い言い方をする。
ナジムは自らの雄を見つめながらその花茎に手を添えた。
じんわりと先端から透明な蜜が溢れてきている。
それを塗りつけながら花茎を手の中で滑らせた。
「あうっ・・・」
じんわりと下肢に熱が集まってくる。同時に後ろもくひりと疼き始めた。
少しだけソファーの生地に擦りつけると余計にじんわりと前から蜜が垂れてくる。
アサドが気になってチラリとそっちを盗み見た。
彼はじっとナジムを見つめていた。
「もっと膝を立ててください」
言われたとおりに膝を立てると下も露わになった。
恥ずかしいところがアサドとカマールに見られている。
そう思うだけで全身から熱いものがこみ上げてきた。
「ほう・・それだけでこんなに濡らして」
アサドがナジムの手元をじっと見つめている。
「あ・・・く・・」
「自分で後ろに指を入れてみなさい」
ナジムがイヤイヤと首を左右に振った。
アサドはフンと鼻を鳴らした。
「なぁ」
カマールがごくんと喉を鳴らしながらアサドに声をかけた。
「何です?」
アサドはナジムから目を離さずに答えた。
「もっと違うモノ入れたらどうだ」
カマールの言葉にアサドはニヤリと笑った。
「それは良いご提案です。彼は手が小さいからご自分の指くらいでは満足できませんね」
その言葉にナジムは怯えたようにアサドを見つめていた。
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