スルスルと一度埋め込んだ楔を引き抜くとグイッと奥まで押し込んだ。
「ひっ・・・ゆっぅっ・・・あああ」
あまりの衝撃に涙が立て続けに流れ出す。
「痛いの?」
優翔の親指が月深の頬を流れる涙を拭う。
だが月深は左右に首を振ると
「おかしくなりそう・・・んんっ」
と火照った顔をするとたまらず優翔はまた唇を鬱いだ。
こんなに気持ちいいなんて思わなかった。
最初は痛いだけだと思っていたのに優翔のそれはまるで天国に上れるほど気持ちいい。
おかげで涙が止まらない。
上げ続けていた声もすっかり掠れてしまった。
それでもまだ優翔は離してはくれない。
下から突き上げられ続けて、感覚もおかしいのに、月深の中は強欲に優翔の楔に絡みついていくのが自分でもわかる。
優翔の筋肉ばった両腕も疲れているはずなのに、その楔が止まろうとはしない。
だが、月深の中で更に大きくなるとようやく優翔が苦しそうな声を出した。
「月深・・一回イってもいいかな」
月深はこくこくと何度も頷いた。だって月深はもうすでに何度が繋がったまま達していて体の上はべとべとだった。
優翔は激しく月深を奥まで突き上げると月深の腹の上に更に白い蜜を飛ばした。
熱い優翔の蜜は月深のそれと混じり合う。
まるで融合するかのように・・・
夢を見ているように月深の意識は次第に遠くなっていった。
<「更待月」虹の月6へ続く>
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