竜一の雄を咥えさせられながら
懸命にそれを上下に動かしていた。
めいっぱい硬く大きくなっているというのになかなかイッてくれない。
月深は頬が痛くなるほど吸っていても竜一は余裕の笑みを浮かべていた。
「お前の普段の姿と、今のその姿のギャップがたまらない」
竜一の片手が月深の背中から素肌に触れた。
月深の背中がビクンと揺れる。それを楽しむように竜一の指先は這うように月深の体に触れる。
「うっ・・」
「ほう、ここは弱いか?」
竜一の指先が月深の胸の先端の小さな尖りに触れて月深は声をあげる。
「くっ・・さわるな」
「その顔・・・歪めば歪むほどそそる」
口を離した月深の顎を捕らえながら顔を近づける。
月深はプイッと顔を背けるとその口にまた硬い塊を含んだ。
口よりもまだマシだと思った。
キスされるのは嫌だ。
レストランで唇を舐められて背筋から嫌悪の鳥肌がたった。
あんな思いをするくらいなら、汚らしい蜜をかけられた方がまだマシだ。
竜一はそんなことを思い悩んで奉仕する月深の乳首をきつく摘む。
「はんっ・・んんんん」
月深の体が心とは反対に悲鳴をあげている。
明らかに乳首は硬く起っている。
「感じて、もっといい顔見せてくれてもいいぜ、何なら俺がお前をイかせてやろうか?」
竜一が唇をペロリと舐めながら月深の赤く色づいた乳首に顔を寄せていく。
ザラリと湿った感触が月深の胸を這う。
嫌なのに・・・・
月深は口に咥えたまま何度も首を左右に振った。
それを眺めながら竜一は更に楽しそうに笑った。
「その顔、最高じゃねぇの」
相手を喜ばせたくはないのに、体が反応するなんて自分自身が許せない。
月深は悔しさに涙を浮かべた。
「何だ、泣きたかったら泣けばいい」
「んんん」
月深はまた首を振る。
その瞬間、ドクンとまた竜一の雄が大きくなる。
「おいおい、そんなに振ったら・・」
多少追い詰められた竜一に月深は懸命に首を振り続けた。
ピュッ・・・・
とうとうイッたらしい。
月深は顔にかかるのも気にせず、ぐったりと倒れ込んだ。
<「更待月」月の砂13へ続く>
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