羽根は雫に揺らされるまま朦朧としていた。
まるで人形のようにガクガクと体が揺れる。
雫は羽根を揺らしながら手招きして美波を側に呼び寄せた。
それから美波に何やら耳打ちした。
その瞬間美波の色白な全身に花が咲いたようなピンク色に染まった。
一体雫は美波に何を言ったんだろう?
羽根は快楽に喘ぎながらも美波を潤んだ瞳で見つめた。
本当にきれいな人だなぁ・・・
すると雫が強引に羽根の頬を掴んで自分の顔の前に向ける。
「お前の好きな美波にも気持ちよくしてもらいたいんだろ」
「ちがっ・・」
羽根がそう言いかけると強引に雫は羽根の唇を塞いできた。
雫の舌は羽根の舌を絡とって荒々しく下から突き上げられて体中が溶けそうだと思ったとき、美波の声がした。
「あっ・・いやっ!」
羽根は僅かに瞼を開けてからすぐにその目を見開く。
何?!
雫が羽根から唇を離した。
雫は片手で美波の着物の裾から手を入れて美波の雄を掴んでいた。
美波は立ち膝姿で前の部分だけ着物がはだけてむき出しになった雄を雫に握り込まれて先端から透明の液を溢れさせていた。
それは雫の太く逞しいものとは違い美波の美しい容姿に伴ってスラリと長く形が良い。
その姿は酷く扇情的で羽根の雄と蕾がヒクついた。
雫は美波の雄を数回上下に扱く。
「んっ・・・ああ・・・」
美波が赤い顔で甘いと息を吐き出すと雫は
「ほう、こっちはあまり使われてないようだな、よし・・・」
とニヤリと笑う。
雫は羽根の蕾に埋め込んだ楔を一度引き抜く。
「一緒に入れるか?」
「えっ?!いやっ!」
美波もようやく状況が理解できたように虚ろな瞳で顔を上げる。
恐くてたまらないのに羽根の蕾も雄も期待でもしているようにヒクヒクと動いていた。
「上の口は嫌がっても下の口は欲しがってんじゃねぇか」
雫が羽根の蕾に2本の指先を入れながら広げる。
羽根はただ首をイヤイヤと振り続けた。
「ちょっときついか・・・けどこうすれば」
「ひっ・・あっ・・」
雫の指が羽根の蕾の中で大きく開かれる。
肉壁に指先が食い込んで何とも言えない刺激が羽根を襲う。
「美波・・・ほら」
「いやっ・・・やめて・・・」
雫は自分の雄と一緒に美波の雄をひとまとめに掴む。
それは雫の手のひらにも余るほどの質量なのに入るわけがない・・恐い・・・でも・・・
美波も酔ったような顔で雫を見てから羽根を見た。
それから羽根にその美しい顔を近づけて形の良い唇を重ねられた。
おずおずと絡め取られた舌が酷く羽根の気持ちを落ち着かせる。
この人にだったらされてもいいかも・・・と羽根はそっと瞼を閉じた。
すると「チッ!」という雫の舌打ちが聞こえた。
「大好きな美波さんのと一緒に味わえ」
「ひっ!!あっぁぁぁぁあああ!!!」
雫が待ちわびたように指先を広げてそこに2本の楔を押しあててくる。
一見とても無理なはずなのにめいっぱいに開いた指の間に先端が収まった。
羽根は片手で目を覆うがそれを美波に退けられた。
<「恋占い」美波の家にて8へ続く>
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