先端だけ飲み込む羽根の蕾を確認すると雫はまとめ持っていた手を離して先に自分だけ羽根の奥まで楔を突き入れた。
「あああっんんん」
「あうっ・・」
羽根と美波が同時に声をあげる。美波も雫が羽根の中に突き入れることで一緒に先端を入れていたくびれと花茎が擦られて更に硬くなった。
「良い堅さになったじゃねぇか・・・こっちも疼くだろ」
「いやっ・・ああん」
雫の指先が美波の着物をめくりあげてその後ろの蕾に突き刺さった。
グリグリと指をねじ込みながら雫は美波の耳元でも囁いた。
「良い具合に湿ってやがる・・・後で羽根にこっちも味わせてやるから楽しみにしておけ」
「いやっ」
美波は短くそう言ったもののなぜか羽根の中の雄が進んでくる。
「ひいぃぃぃ・・・んくっあああ」
羽根に信じられないほどの刺激が下から羽根の体を引き裂いていく。
ドクドクと脈打つ雫と美波が肉壁を通して羽根に伝わってくる。
体の中から3人で繋がっているように思えた。
「もっ・・しんじゃうううぅぅ・・・いやぁぁぁぁ」
雫が動くと信じられないほどの快楽が押し寄せた。雫自信も気持ちいいのかいつもより酔ったような顔をしながら、片手で羽根の体、もう片方は美波の蕾に埋め込まれている。
美波も前後の刺激で達するのを懸命にこらえているらしい。
「もっ・・・いっちゃぁぁぁうんん」
と叫びながら小刻みに腰を揺らしていた。
羽根は何度か既に雫の手の中に蜜を吐き出していた。それでもすぐに硬くなる雄の行き場がない。
やがて美波が
「も・・・だめ・・いく」
と良いながらビクビクと体を痙攣させて羽根の中を濡らす。
「よし・・・抜け」
と雫の言葉にズルリと美波が雄を引き抜く。
雫は美波の蕾に入れていた指を引き抜くとそのふんわりした白い尻を引き寄せて羽根の硬くなって何度も蜜を吐き出してベトベトになった雄にあてる。
「いやっ・・やめて」
美波が弱々しく抵抗すればするほど羽根の雄も張りつめた。
空いた片手で美波の細いウエストを引き寄せてガツンと前に抱える。
美波の柔らかい尻の肉が雄に触れただけで気持ちいい。
羽根は片手で自分の雄の先を押さえてグイと美波の雄に埋め込んだ。
「ひっ・・・ああ」
美波は長い髪を振り乱しながら喘ぐ。
その姿に見とれていると下から信じられないような激しい突き上げを受けて
羽根は一瞬で美波の中に精を吐き出していた。
「どうだ・・・どっちが気持ちいい?」
耳朶を舐めながら官能的に囁かれて小刻みに体を揺すられる。
当然雫の方が気持ちいい・・・でもそんなことを認めてしまったら自分の男としての存在価値まで無くなってしまいそうで恐かった。
「美波のなか・・・」
羽根がわざとそう言うと雫はまた激しく羽根の中で注挿をはじめた。
「ああんんん・・くんん」
羽根は泣きながら揺すられている。美波からもまだ抜き取っていない雄が当然美波も同時に突き動かす。美波はぐったりと羽根の上で揺すられながら甘いと息を漏らし続けた。
まるで甘美な地獄絵図のようだと羽根は思った。
ようやく雫が羽根の中で果てると、半分は引き抜いて羽根の顔面に蜜をかけた。
同時に羽根の上にいた美波にもかけられる。
ひどい・・・
<「恋占い」美波の家にて9へ続く>
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