そんなにあっさりと言われてもお風呂に入る訳じゃないのにと羽根は躊躇う。
「じゃあ俺が脱がせてあげるよ」
蒼空が羽根の来ていたパーカーに手をかけて引き寄せた。
「おいっ、ずるいぞ」
笑いながら翼が手を伸ばす。
一体何なんだよこの展開は・・・羽根はただ流されている。
蒼空と翼の楽しそうな顔を見ていると満更嫌でもないかもしれないと思ってしまう自分がいる。更に蒼空が羽根の脇腹を撫でてきてゾクゾクと甘い予感が体を駆けめぐる。
だめだ俺・・・また流されちゃうよ・・・
だがそれ以上2人の手は止まった。ぎゅっと目を閉じていた羽根はゆっくりとその瞼を開いた。
目の前で翼と蒼空が抱き合ってキスをしていた。お互いに舌を絡め合いながら見ているだけでも恥ずかしくなるようなキスをしている。
同時に2人の手はお互いの体に回されて羽根のことなど全く忘れてしまっているかのように見えた。
「ねぇ、翼・・・羽根がつまらなそうだよ」
キスの合間に蒼空は翼に囁くと翼は聞こえているのか強引に蒼空の体を押さえ込んだ。
「あんっ・・翼・・」
大きく蒼空の足を開かせておもむろにその奥を晒す。
「翼?!やめっ・・ああ・・」
蒼空は2人の前にむき出しにされた蕾をひくひくとさせながら懸命に隠そうとするがその他を翼に押さえ込まれた。
思わず羽根まで蒼空の奥を覗き込んで赤面する。
「お前見られながらするのが良いって言ったじゃねぇか」
と翼はその蕾に人差し指を差し込んだ。蒼空の蕾は与えられた指の回りを締めつけているのが羽根の目にもわかった。
「羽根・・・こいつに仕返ししていいぞ」
翼の口元が上がった。
翼は羽根が学生の頃、この蒼空に無理矢理されたことを今でも後悔していたらしい。
わざと蒼空の中に入れた指を掻き回すように動かすと、蒼空は体を身もだえた。
「こいつはきっとお前なら喜ぶから大丈夫。さぁ、お前が入れてやれ」
羽根はその言葉に瞳を見開いて翼を見つめた。翼はただ頷いている。
今、目の前で足を開いている蒼空には確かに興奮する。でも・・・
躊躇う羽根に翼はその雄に手を絡めた。
「あっ・・・つばさ・・いやっ」
1、2回擦りあげてから蒼空の蕾へと導く。先端で数回蒼空の蕾の入口に触れてから押しつけた。
「いれ・・て・・・はね・・」
もだえながら蒼空が催促した。
そのまま固まる羽根の耳元に翼が
「ほうら、欲しがってるぞ」
と囁きながら羽根の後ろにも手を伸ばした。
<「恋占い」翼の部屋にて4へ続く>
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